菅内閣支持率67%、7ポイント低下…読売世論調査
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重ね聞きという質問のやり方を指摘するコメントがありますが、今回だけ重ね聞きしたならともかく前回も同じ方法でしょうから、前回との比較では別になんの問題もありません。その上で注目されるのが「18~39歳は78%(前回76%)」です。学術会議のゴタゴタがあっても若い世代は支持率が上がっているのは、菅総理の任命拒否が支持されたか支持派しなくてもそれ以上に菅内閣の矢継ぎ早の改革が支持されたということでしょう。
問題は若い世代の選挙での投票率が低いこと。デジタル改革でネット投票が可能になれば、若い世代の投票率は劇的に上がるでしょう。そうなった時の政界勢力地図を早く見てみたいものです。
それと朝日新聞の記事は「年代別では、40代以下の支持は6割と高めだった。60代の支持は前回の64%から46%になった。」と、高めだった40代以下の前回との比較がなぜか書かれていません。もし読売新聞と同様に前回より高いか下がり方が少なかったのなら、それこそ恣意的な記事であり偏向的な新聞だということになります。ちなみに朝日新聞の前回調査では29歳以下が64%、30〜39歳が63%ですから、今回の6割というのは下がったとしても下がり方はわずかということになります。
https://www.asahi.com/articles/ASNBL6H5CNBLUZPS001.html読売新聞は内閣支持の質問で、あいまいな回答をした対象者には「どちらかといえば、支持しますか、支持しませんか」と「重ね聞き」をするため内閣支持率が高めに出ることが知られています。一方、一発回答で重ね聞きをしない朝日新聞の場合、内閣支持率は以下のようになりました。
支持する53(65)
支持しない22(13)
その他・答えない25(22)
朝日の場合、比較対象となる前回の調査タイミングが、就任直後により近かったという違いもあります。
☆内閣支持率53%に下落 不支持は22% 朝日世論調査:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASNBL6H5CNBLUZPS001.html
「重ね聞き」の有無については、こちらの解説をご覧ください。
https://digital.asahi.com/articles/ASL5C42VYL5CUZPS001.html
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20200921-OYT1T50108/学術会議の問題で、ここまで反発を受けるとは、菅首相は思っていなかったと伝えられています。組織で人事で締め上げるのは、当たり前のことと考えていたと思われます。でも「学問の自由」はやはり地雷でした。滝川事件、矢内原事件などは、日本の近代史の汚点として今も深く刻まれています。黒澤明監督が戦後最初に撮った映画が、滝川事件を描いた「わが青春に悔いなし」でした。森友加計事件で逃げ切った「成功体験」に流されない方がいいと思います。安倍政権の負の遺産がのしかかってくると、支持率は落ち続ける可能性かあります。