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特に、ファストリにおいては、今日のファストリにつながるサプライチェーン改革などを主導した立役者だと関係者からの評価が高いです。
小売業は、戦後を生き抜いた第一世代の経営者が、ダイエーをはじめとする戦後の成長に乗って大きくなったとすれば、セブンやユニクロは平成不況の中成長した企業です。
これらの時代を受け継いで、次の世代につなげていく世代に、澤田社長をはじめとする今の経営者がいるように思えます。次の時代のコンビニ業をどのように作り上げていくのか、足元のファミマの業績は決していいとは言えないからこそ、澤田氏が、ファストリで見せた改革推進力が活きてくるのかもしれません。
> 「なぜ柳井正は、チャレンジし続けるのか。
それは、挑戦を止めると会社が停滞することがわかっているからです。だから、時には分が悪いとわかっていても挑むことさえある。私はそんな姿勢を経営者として、とても尊敬しています。」
以下、抜粋
私がユニクロに入社した頃、従業員の雰囲気はどこか暗かった。柳井さんがあまりに遠い存在で、怖がられていました。
だからもっと話しやすい雰囲気を作るために「私と掛け合い漫才をしましょう」と提案しました。
1.人を支援するということは、支援される相手にとって必要なことをやること
澤田さんは柳井さんにとって必要なことを考えて実行されていたことが興味深いです。
柳井さんにはビジョンがあり、非常に能力も高かったわけですが、それを具現化していくところに当時の柳井さんにはできないことがあったと言えます。入社当時の社内の雰囲気の暗さなどはその現れとしてわかりやすいですが、ここで語られている以外にも数多くのことがあっただろうと想像します。
何がこの人、この会社にとって必要なのか、ということを考えて行動しているからこそ、柳井さんはちゃんと聞き入れることができたのだろうとも思います。
2.戦略とはやらないことを決めることだということ
仕入れ品の販売をやめるというのは、既存の事業として回っている中で大きな決断だったのではないかと想像します。
やらなければならないとわかっていても、なかなか決断できないことは、企業経営において多くあると思いますが、澤田さんが来たことでそうした決断ができたのだとすれば、1の成果の一つと言えるかも知れません。
コンビニのゆるふわな感じというより、なんというか革命を起こしにいく感じ。
https://www.sej.co.jp/csr/principle.html
そういう骨太さはユニクロにも通じるところあると思いますし、理念が細部に宿りそこが競争力になる大事さを改めて感じます。
澤田社長からは、私の履歴書みたいな話ではなく、今のファミマとコンビニをどうするのかを改めて聞きたい。もう少しで、公正取引委員会に対する回答も出揃うでしょうし。
挫折の話とありますが、あまり挫折の話は無いですね。
経営者に限らず、仕事をしている以上は必ず顧客がいるはずで、
下を向きながら生み出す顧客価値では顧客に失礼、、
と置き換えて理解しました。
>「僕が下を向いたら本当に終わりだということ。下を向いたら、社長をやめなきゃいけないと思っています。社員、取引先さん、加盟店さんに対してこんな失礼なことはありませんから。」
"それは、挑戦を止めると会社が停滞することがわかっているからです。だから、時には分が悪いとわかっていても挑むことさえある。私はそんな姿勢を経営者として、とても尊敬しています。