エアビー、コロナ破綻をいかに免れたか
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以下の意見に同意。
個人的にも、コロナ収束後の仕事移動は100%に戻らないのではないかと思っている。
もちろん、出張は、ゼロにはならない。が、今まで5回出張していたところが、2回出張と3回オンライン会議になるのではないか、と。
みんな、オンラインで代替可能なもの、リアルでこそ価値のあるものの、はっきりした区別を理解した半年だった。
旅は違う。リアルでこそ価値のあるものだ。
もしバーチャルに振るなら、海岸沿いをドライブするバーチャルツアーより、背中に羽を生やして仲間とドラゴンを倒して財宝を手に入れる冒険ゲームのほうがエンタメとしては上だ。旅は敵わない。
旅はリアルにこそ価値があり
そこに価値を感じる人の需要は必ず戻るだろう。
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業界では、仕事関係の移動が個人旅行より早く回復するとの見方が一般的だった。直近で移動が制限された米同時多発テロの際にそうだったからだ。仮にその通りなら、競合企業の中でもホテル中心のブッキング・ホールディングスやエクスペディア・グループに有利となるはずだ。
だがチェスキー氏は逆の予想をした。「9.11はズームより前の時代だから」というシンプルな理由だった。弊社も、沖縄・北海道だけではなく、近隣の遊びを豊富に持っていたことによりそれなりに回復できたという現状があります。
エアビーも近隣ニーズをしっかり捉えられて、方向転換できたのはさすがです。
新幹線や飛行機の代替として突如あらわれた、zoomにリプレイスされていき、時間とお金というコスト面で考えると圧倒的に戻る要素はないですよね。zoomの時価総額も16兆円となり、docomo、NTTをも超える規模になっているのがその証拠かと思います。エアビーのブライアン・チェスキーCEOが苦闘しながらも迅速に守り(リストラ、資金調達)と攻め(地元滞在型の客に標準をあわせたリニューアル)を同時多発的に意思決定していく姿が詳細に描かれています。多額の赤字を出しながらメディア事業など多角化を推進していたエアビーにとって、このコロナは創業の原点に戻る、そして筋肉質な企業体へ変革するために良い結果をもたらした気がします。その中で、一番得をするのはエアビーのどん底でリスクを取って投資をしたシリバーレイク。1年で凄いリターンになりますね。