2020/10/16

【決算】ユニクロ柳井が熱弁した「コロナ後」生き残る企業

NewsPicks 記者
「Life Wear(ライフウエア)」。そのコンセプトに対して、確かなビジョンを示した会見となった。
カジュアル衣料品ブランド「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、10月15日、2020年8月期の通期決算を公表した。
新型コロナの感染拡大による店舗の臨時休業や外出自粛による売り上げ減が響き、売上収益2兆88億円(前年度比12.3%減)、営業利益1493億円(42%減)、純利益903億円(44.4%減)の減収減益となった。
ただ、国内の緊急事態宣言が解除された後の6月から8月の売り上げが伸びたことや、先にコロナが収まってきている中国や台湾での売り上げが当初の予想を上回ったことで、第4四半期(6〜8月)は、売上収益4639億円(前年比1%減)、営業利益170億円(前年比70%増)と回復の兆しを見せている。
決算記者会見の場で、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「コロナという危機を自覚しながら、グローバルで服を売った。うまく対応できた」と手応えをにじませた。