9割の人が知らない「自分の頭で考える」がみるみるできるようになる脳のすごい仕組み
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現代では、"すぐに答えが見つかる"事が多いですね。
学校教育での経験も
"先生が教えてくれる"
"分からなければ先生に聞く"
普段の生活の中でも
"分からないことがあれば、インターネットで検索"
それも大切なことですが...
"分からないから考える"という機会が少なくなっているのだと思います。
そうした環境にいると、記事にあるように"早いシステム"で事足りてしまうのかもしれません。
この記事を読んだ上でのNPのコメントは
「なるほど早いシステムと遅いシステムがあるのか!」という所で終わりかけましたが...
「いやいや、それでは早いシステムで終わりだ...何か遅いシステムを使う機会に繋げよう...」と思い少し考えてコメントをしてみています。
こうした取り組みも一つ、遅いシステムを作動させる機会、鍛える機会ですね。
追伸.
便利になり、環境が人に適応しすぎると、人が環境に対して適応する能力が落ちていくというのはリハビリテーションという仕事をしているとよく感じる事です。自分の適応能力を低下させないように日々鍛錬です。
注目のコメント
じっくり考えて結論を出すときは「遅いシステム」をどう鍛えていく(?)、もしくは必要な時に稼働出来るようにするにはどうしたら良いのか、更には「今はどちらの脳を使って考えるべきなのか」の判断をどうするのか、という点に興味があります。
個人的には、初等教育段階からのトレーニング、癖付けが有効かなぁ、と思っています。
私が通っていた中学校は当時の実験校であったので、全教科で3年間通してほとんど教科書を使いませんでした(一方で、受験のための勉強≒速いシステムを使う方は、個人でやってね、という感じ)。
国語算数理科社会英語の他に、Human Unitという教科があり、「美とは何か?」「芸術とは何か?」などのテーマを、3ヶ月1クールで徹底的に議論したりもしました。
5教科でも、例えば社会で「過疎化」の勉強であれば、実際に過疎化が進んでいる地域に5名くらいのチームで自分たちで市役所にアポを入れて市長に取材。なぜ過疎化が起こっているのか、それを解決するにはどうしたら良いのかを検討し、プレゼンする、といったものでした。
そういった学びの機会を頂いたことで「自分の頭で考える」ことが基本になっていった気がします。今、それ(遅いシステム)をどう発動させているのかな、と考えてみると
・出来るだけ広範・色んな角度からのインプットをクイックに収集
(その中でも「当たり前は疑う」)
・自分なりの仮説を立てる
・自分の仮説を疑う
・客観的なデータで検証する
を繰り返している気がします。
自分の中でポイントになっているのは
「なんで(それが起こっているのか)?」「本当に?」
というひっかかりを持つことかな、と思っています。遅いシステムを発動させるきっかけも、そのちょっとしたひっかかりを見過ごさずに、都度立ち止まっているかもしれません。
(コンサルになり立ての頃、上司に「思考停止状態止めてください」と毎回言われた恐怖体験からかもしれませんが…笑)「速く考える脳のシステム」「遅くじっくりと考える脳のシステム」2種類の脳の使い方があるという記事。面白いですね。
早いシステムの方が、脳のリソース消費が少なく、普段はほとんどそれで考えている。遅いシステムが動くのは、早いシステムで結論を出せない時。その時にじっくりと考えるということなのですね。
個人的には、遅いシステムを動かすには「書くこと」が重要になっている気がします。書いて文字にすることで、あえて直観で結論を出さず(=早いシステムを動かさない)脳のリソースを絞り出すことができるようになるかと思います。「脳みそ筋肉」
脳の「速いシステム」と「遅いシステム」は、まさに体の筋肉の速筋と遅筋みたいですね。両方とも鍛えないと衰えます。
受験に代表される偏差値教育は、制限時間内でテストの問題に答える「速いシステム」ばかりを使う。
さらに、スマートフォンやSNSの普及も、考える時間を奪って「遅いシステム」を退化させています。
短絡的に答えを知ろうとせず、深く多面的に探求する姿勢を身につけましょう。もっと好奇心をふくらませて。