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辻 「マネーフォワードME」をリニューアルしたところ、リリース後に多くのユーザーから批判をいただいて、わずか2日で元に戻しました。会員数を増やすために初心者向けの作りに変え、機能を削ぎ落としてしまったんです。そうしたらSNSを中心に「これは良くない」と。

亀山 でもそれを2日で戻せるのは、一つのリーダーシップじゃない。現場の思いもある中で、全体がだめになるリスクを避ける判断をしたんだから。

辻 現場に権限委譲をしているので「頑張ってるな」と、僕のほうが逆忖度してしまった。大きな反省点です。

亀山 でも、失敗しても戻せる範囲ならいいんじゃない。現場にも権限を渡さないと、やる気が出なくなるし。失敗させたのも、元に戻したのも、良かったんじゃない。

辻 ネットサービスはまずやってみて、ユーザーにフィードバックをもらって改善していくしかない。それなのにユーザーとのコミュニケーションを怠り、一気に変えてしまったのも、よくなかったと思います。
逆忖度をやりがちですが、やった後にトップダウンで元に戻す場合、現場の士気がめちゃ落ちる可能性があるのでその辺りどうケアしたのかなど気になります。辻さんめちゃ大変だっただろうなぁ。。権限委譲とトップダウンのバランスはどのフェーズでもつきまとう難しい問題で、これを解決するには常に自身がどこまで見て、どこまで任せるかのすり合わせを常に1on1でコミュニケーションとることでしかないのでこれやったらうまくいく、はなかなかないですよね。
逆忖度、とっても深い言葉と思いました。優秀な部下を外部から採用できたスタートアップの社長だけでなく、海外で現地幹部を使う立場でも同じことが起こりがちのように思います。
人についてと、リニューアルについて。
規模が大きくなる中でマネジメントについて、資質・結果・ケミストリー、色々考えさせられる。
そしてリニューアルについては、マネフォについては話題にもなっていなかで本当に難しい。極端に分ければ、カイゼン的なリニューアルと、意図して違う世界を目指すリニューアルがあると思う。後者については、Facebookやヤフーの過去のページをみるとかなり変わっているのだが、ユーザーとしてはジワジワ変わっているからあまり気づかないのが正直なところ。ただこれはものすごく潤沢な開発者資源を持っている強み。そうではないサービスで、でも意思をもって違う世界を目指す場合には、愛してくれている既存ユーザーとの摩擦が発生する。自分自身も使っているサービスで、そういう感情を抱くこともある。
ただ、そういう感情を抱いても、生活から離れられないくらいのサービスであれば(=愛している)、しばらく使っているうちに慣れて、そして振り返ると今のUXの方が良いとなっていることが多い。
下記のbacklogのリニューアルについてのスライド、社内で教えてもらったのだが、こういった難しさや何が抑えるキモなのかをとてもよく表している至極のスライドだと思っている。
https://speakerdeck.com/nulabinc/backlog-renewal-ui
淡々としていて、穏やかな語り口の辻さんですが、出てくるエピソードはかなり強烈。「60人のチームを組成した事業を、参入前に断念する」「半年かけたリニューアルを、2日間で撤回する」など、自分だったらストレスとプレッシャーで眠れなくなりそうなことばかりです。それでも「最適解」を模索して意思決定を続ける点に、胆力を感じざるにはいられませんでした。
権限委託のジレンマ。マネフォ応援しておりま!「現場に権限委譲をしているので「頑張ってるな」「これだといけるかな」と、僕のほうが逆忖度してしまった。自分の見込みが甘かったことが、大きな反省点です」
「マネーフォワードME」のリニューアルはヤバかった。
このサービスを個人事業の記帳で使っていました。これをマネーフォワードクラウドに同期させて税務申告に使っていました。
シンプルになるのは良いですが、辻社長も仰っているように、機能を削るという判断と、それをいきなりリリースしたやり方は間違いでしたね。
逆忖度はやりがちなので気を付けないとですね。
半年かけたリニューアルを2日で戻す決断はすばらしいと思います。ただマネーフォワードはいつも使いづらいな…と感じるので、もう少しこまめにアップデートされるといいな。これからも楽しみにしてます!
この連載について
NewsPicks人気連載が音声番組として復活。DMM.com亀山敬司会長がホスト役となり、毎回、経営者や文化人を招待。脱力系ながらも本質を突く議論から、新しいビジネスやキャリアの形について考えていく。