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父(医者)が昔言っていたのですが
「人は生きてきたようにしか死ねない」

例えば、家族を顧みなかった方は、お見舞いに来るご家族も少なく孤独に亡くなっていったり…という事のようです。

その言葉を聞いてから、「自分はどんな死に方がしたいかな」と時々考えながら生きるようになりました。

昔は「めちゃくちゃ働いて、60歳位で自分のオフィスで死んでるのを秘書さんが発見する」みたいなのが良いなーとか思ってましたが、結婚してからは、やはり変わって、夫の存在を何らか感じながら死にたいな、と思ったりします。

死に方を考えると、じゃあどう生きていけば良いのか考えられる、というのは父からもらった面白い視点でした。
「現代人は何にでも意味を求める」というご指摘はもっともだと思います。個人的にも心に刺さる話でして、私も20代のころは「成功への道筋は、論理的に決まる」と思っていました。戦略をしっかり立て、効率的に動いていけば、成功にたどりつくのだと。成功してない場合は、どこか戦略が間違っていたり、努力が足りないのだと。

しかし(人並みに)、難局を乗り越えたり乗り越えられなかったり、身体を壊したり人の優しさに触れたりした経験を経て、30代の今は「成功するも失敗するも、確率論だよね」と思うようになりました。成功も失敗も、明確に理由付けできないことの方が多く、「そういうものだ」と思って日々を過ごしたほうが、精神衛生上いいし、サステナブルに活躍できると。

なので20代のうちには「何かが違うな・・」と思っていたら養老先生の言説が、30代になってすごく染み渡るようになりました。これはあくまでも私個人の話ですが「昔は刺さらなかったことが、今は刺さる」という経験をされたことがある方は、多いのではないでしょうか。
「意味のないものは存在しないほうがいい」という「機能主義」が蔓延る現代において、さらにその大権化たるNewsPicksで、「意味のないもの」の価値を語る養老孟司さんの記事を読めるとは!
大統領選挙の激戦を追いながら、ちょっと逸れますが、好きな特集記事。

養老先生から学んだことは、社会の真贋の見極め、フィクションとノンフィクションの見極めかたでした。

「きみの手は、どこからはじまるのか?(手首って、具体的にどの部位?)」と、質された記憶があります。記事にも登場する臓器移植法の考え方を問うもので、要するに、この社会のイシューの多くは、われわれの認識の側にあるという。

20余年たち、だいぶ違う投資の仕事をしていますが、やはり粉状雑駁に際して役立つのは、まずは自分を解剖学することではと感じます。

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ちなみに先生はお茶目で、遅刻してきた学生を見つけて「あそこに管 (消化器官のこと) が歩いてくるのがみえた」などとおっしゃって気味悪がらせたりしてました。
肉体的な死とは別に、その人が残した人生は残り続けます。それがいいことであっても悪いことであっても、生き続けます。だから、今日をしっかり生きようと思います。

「わが人生に、一片の悔いなし!」と叫ぶために。
意味のないことが将来意味をもつという経験をすごくしてきてるので、意味のないものなど何もないと考えながらすべてを受け入れようと思ってます。
ただそれは結局意味をもとめてるってことになるのかな?難しいですね。。笑
死後というのは死の後で、生後と言うのは生まれた後で、だとすると生まれてから死ぬまでの時間は、どちらにも含まれない曖昧なものだと思います。
意味を求めるのも求めないのも選んでいるのは結局、人間。
人間が心地よく感じられるよう、意味を求め、意味をつけてきただけ。ただ、その意味づけの価値を否定できるのは、意味づけされた多くの価値で経済的に裕福になっても満たされない自分(人間)がいる、という経験をしてるからではないかと思います。

意味づけされた人に意味づけに価値がないと言われて、おぉ、と感じる時点で、人間は意味づけから逃れられないことが証明されているように思います。
この連載について
まるで預言者(プロフェット)のように、新しい時代のうねりをいち早く紹介するNewsPicksのインタビュー集。本質を見抜く視点を毎週つむいでゆくことで、ちょっと先の未来を覗こう。