自社アプリの情報配信から撤退 Cチャンネルやコーセー
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ブランド色の強いメーカーほど、メーカーとしてのNative appではなく、ブランド単位でNative appを提供し、そして、各ブランド毎に顧客DB/CRMを持っているケースが多く、会社全体として捉えた時にユーザーをユニークに捉えることができないというissueが存在する。
そのための従来の解決策は、バックエンド周りの統合からスタートして、Native appの「側」は各ブランド毎に違うが、裏側は共通化させましょう、で結構な工数をかけた大きな取り組みだった。
これをLINE含めてスーパーアプリというプラットフォームに乗っかり、複数のミニアプリをブランド毎に提供することで、バックエンドの共通化issueをすっ飛ばして、「プラットフォーム上においてユーザーを一意に捉えることが可能」になる。
ここが地味にあまり知られていないミニアプリのポジティブな側面ではないかなーと。単に出したらネイティブアプリをインストールしてくれるって時代は終わっているってことですね。
ロイヤルカスタマーならネイティブアプリって論理も破綻していると個人では思っています。
SNS利用はマスメディアに近い使い方なので、TV等のメディア出稿のコストがそちらにいくかとは思いますが、
アフターデジタルな関係をユーザーとは作れないので、スーパーアプリはこれからの現実解になると思います。
「スマートフォンの自社アプリを使った情報配信を取りやめる企業が相次いでいる。女性向け動画配信サイトを運営するC Channel(Cチャンネル、東京・港)は9月末に自社アプリを終了した。コーセーも化粧品ブランドの販売促進をSNSに切り替えている。「スーパーアプリ」が台頭し、消費者が使うアプリの数が減っていることが背景にある。」確かに手間やコストも考慮しながらの判断になってきているかと思います。一方で、この内容として欠けてしまっているのは1st Partyデータをどこまで取得、活用出来るかというポイントもあるかと思います。
どうしてもミニアプリは取得できる情報は制限がされます。また、アプリのコストと考えた場合にPWA(Progressive Web App)も1つのアプローチかと思ってます。
顧客のリテンションや顧客体験をどう提供していくのか?自社でコントロール出来る範囲、しない範囲を、どこに置くかといった視点で充足できる内容かという視点も持ちながら、最終的な判断かなぁと思います。