機械受注、8月は予想外の2カ月連続増 外需はコロナ前水準に

コメント

注目のコメント

• 枩村 秀樹

  日本総合研究所 理事

  ・2020年10月12日

  設備投資の先行指標として注目される船舶・電力を除く民需は、底を打ったような姿になってきました。リーマンショック時には３～４割減少しましたが、今回は２割しか減少していないので、設備投資の調整圧力はそれほど大きくなかったと言えそうです。
  
  さらに注目されるのが、海外からの受注がコロナ前の水準に戻ったこと。海外では、競争力強化に向けて次の一手を打つ企業が増えてきたということでしょうか。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2020年10月12日

  予想外というか、実質機械受注は景気動向指数の先行系列にも採用されてますから、このタイミングでの増加に違和感はありません。
  なお、外需より内需の回復が弱い状況はＰＭＩなど他統計からも確認できます。
• 駒田 明彦

  ヒトの移動は止まった。だがモノとカネの移動は止まらなかった。。。
  
  【７月の６．３％増に続き、８月もわずかながらも増加となり、内閣府では判断を７月の「減少傾向にある」から「下げ止まりつつある」に上方修正した】
  
  こうなると、GDPは大幅に減少しても、株価が堅調な理由の説明がついてしまう。何か時代が不可逆な前進を遂げた気分です