EUは社会貢献債12兆円超発行へ、コロナ禍の回復を支援
Bloomberg.com
31Picks
コメント
注目のコメント
ソーシャルボンドやグリーンボンドを発行することで、そうした性格を持つ債券が一般的な債券より低金利を享受できると言う実績を作り、さらに民間の債券発行主体が社会対策や環境対策を進めるようにメッセージを送るというというのが、欧州委員会の戦略なんだと考えています。
ある意味では長期的な視野に立っているわけで、良し悪しの両面があると思いますが、ヨーロッパらしい動きです。EUはグリーンボンドについても既に2500億ユーロを発行し、加盟国で政治合意した復興基金の財源にする方針を打ち出しています。市場に出回る欧州銘柄の割合を増やし、EUの発行基準をグローバルスタンダードとすることを目論むルールメイキング戦略はしたたかです。
SDGs実現のためのわが国での取組みが、これまで鈍かっただけに、出遅れをどうするか。国では、グリーンが環境省、ソーシャルが総務省か外務省、金融マターは金融庁と、これまた縦割りなので、そこから改めなければならないかも。