【塩野誠】あらゆるビジネスは「国際情勢」と無縁ではない
NewsPicks編集部
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注目のコメント
「デジタルテクノロジーと国際政治の力学」の著者の塩野です。
デジタル、リモートな世の中ですが、人間はどこまでいっても身体を持った生き物ですし、バーチャルな環境は知らず知らずのうちに身体に負担がかかっていると思います。
他人のSNSを見て心を揺らすのも大きな負担です。嘘か本当かわからない情報も心の負担になるのです。自分の心と身体を守るために、無理をせず「人間は生き物」というのを心のどこかで唱えて生活するのが良いと思っています。当たり前ですが、ビジネスはルールの中でしか成立しません、契約や慣習なども含めて。そのルールは国境を超えて成立しているので国際情勢の影響を向けます。寧ろ、どちらかというと各国が経済やビジネスを伸ばす為に国際情勢に変化を与えようとしているというのが僕の感覚です。エネルギー、環境問題、デジタル全てそうです。
極力、生の情報を人から直接取りに行くことが大事だと思います。
エネルギー分野における日本と国際情勢
https://www.nikkei.com/paper/article/?n_cid=kobetsu&ng=DGKKZO64866400Q0A011C2EA5000「すべてのビジネスは、国際政治とは無縁ではない」というメッセージは、年々その傾向が強まっているように感じます。ファーウェイのような致命的な問題にならなくても、国際情勢のパワーバランスを観察していると、次に人やお金が集まりそうなのはどこで、自分はどこに身を投じて置いたほうがいいのかが見えてきます。「知り得るべきことはすべて知ったうえでゲームをすべき」というのは、極めてプラクティカルな考え方だと思います。