本格的な経済回復への道のりはまだ長い=黒田日銀総裁
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日本を含めアジア諸国新型コロナウイルスの脅威が今のとこと相対的に低いこと、多くのアジア諸国にとって最大の輸出相手である中国がかなりの回復ぶりを示していることから「アジア経済の落ち込みは他地域に比べれば小幅にとどまっている」というのは大方の認識ですし、新型コロナウイルスの抑え込みに当初の予想を超える長い時間が掛って人や企業の“コロナ恐怖症”が恐らくは実際のリスクを超えて定着しているので「本格的な経済回復への道のりはまだ長い」というのもその通りでしょう。「危機脱却のためにすべきことは感染症の封じ込めと経済活動の両立」とのことですが、程度の差こそあれ、どちらか片方で良いという意見は少ないでしょうから、当たり障りのないところかと思います。
コロナ禍で更に実現が遠のいたように見える2%のインフレ目標あり方、新型コロナ禍のもとで再拡大した量的緩和や本来は政府の役割で政府にリスクを転嫁しながら進めている中銀も多いとはいうものの、日銀が典型であるように中央銀行が自ら個別企業のリスクを取る資金供給の拡大といった対策の収束をどう図るのか・・・ 私が聴衆ならそういったことを聞きたく思うけど、記事を拝見する限り、金融政策の在り方に直接関係する微妙な話を敢えて避けていらっしゃるように感じないでもありません。好況期に極端な緩和を進めて政策余地が極めて少なくなっているだけに、致し方のないところかも (^^;あまり内容のない講演だったようですね。まぁ、日本の景気なんて、金融政策だけで充分に回復させられると言ってはみたものの、まったくできていないことの言い訳にいつも苦労している人が、世界経済について偉そうに話しても、説得力はないよね