三陽商会が160の不採算売場を撤退へ、3〜8月期は最終赤字66億円
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顧客のエンゲージメントを「海外ブランドのライセンス」と「百貨店の集客」の2つに頼り続けてきたため、自社に集客ノウハウが無いことが最大の要因でしょう。
国内老舗アパレル企業は「ものづくり」と「接客・サービス」を強みに成り立ってきましたが、消費者の価値観が多様化し世界のものづくりの偏差値が上がってきた中、今の時代それだけでは勝てません。
ブランド体験には機能的価値と情緒的な価値が存在し、国内企業は後者を作ることが欧米のブランドに比べて苦手です。苦しい今だからこそ、消費者の未来のニーズに目を向けて熱狂的に支持されるブランドを目指す企業が増えていくことを切に願います。いまや紳士物のスーツやコートのブランドメーカーでは、国内では三陽商会という選択肢しかない状況。
いまやコストの割には集客力のない百貨店を捨てて、いっそのこと直営オンラインショップに特化してみてはどうだろうかと思う。
百貨店での販売価格より3割価格を下げても利益が出るはず。"「ラブレス(LOVELESS)」や「キャスト:(CAST:)」をはじめとする店舗を集約し、今期中に160の不採算売場から撤退することで販売関連経費の削減を進めるという。"
この前代官山に行ったら、ラブレスが閉店してるなと思ったら、三陽商会が運営していたんですね。
バーバリーの国内ライセンスが切れて、ただでさえ厳しい経営状況の中、コロナの影響もあり、単独での回復はかなり難しそうな印象を受けました。
以前の記事にありましたが、他の企業傘下に入って、事業を立て直した方が良いのかもしれませんね。
■三陽商会の業績
売上(億円)
'14:1109
'15:974 ←バーバリーとの日本国内のライセンス契約終了
'16:676
'17:625
'18:590
'20:688(14ヶ月決算→688×12÷14=590)
'21(予想):380
営業利益(億円)
'14:102
'15:65 ←バーバリーとの日本国内のライセンス契約終了
'16:-84
'17:-19
'18:-21
'20:-28(14ヶ月決算→-28×12÷14=-24)
'21:-85