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【叫び】ハンコは悪者じゃない

NewsPicks編集部
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    プレジデントオンライン 編集長

    以前、六郷の印章を取材したことがあります。ただ、本当に厄介で途中で挫折しました。日本の中小企業・伝統産業が抱える問題が、複雑に絡み合っています。参考までにポイントを記します。

    ・完全手彫り、手仕上げ、機械彫りの違い
    リポートの中で、「脱ハンコの人たちが言っているのは三文判なんですよ」という発言があります。これは印章業界の定型的なオピニオンです。「三文判」とはなんでしょうか。「機械で大量生産された数百円のハンコ」をイメージされると思います。しかしそれだけではないのです。
    完全手彫りのハンコは数万円するもので非常にレアです。市場に流通しているハンコのほとんどはどこかで機械が入っています。分類を組合がまとめた表があるのでご覧ください。この違いを理解しないと、やりとりがすれ違います。
    https://www.makuake.com/project/eimei-in/

    ・「ハンコの里」の実態
    六郷の産業は印章ですが、実態は印章の卸売りです。手彫りにこだわる職人は10年以上前に取材したときでも十数人でした。国の伝統工芸に指定されていますが、それは「ハンコの里」の一部です。この「滅びゆく職人」と「ビジネスに使われる決済ツール」の差が事態をややこしくしています。決済ツールであれば、機械彫りでもまったく問題ないのです。

    ・比較検討しづらい商品特性
    印章のデキのよしあしは、プロでないとわかりません。そもそもみんな気にしないのです。何個もつくるものではなく、デキが悪いとしても実用の問題はありません。そうなると市場がうまく機能しません。「会社の実印は×万円」といった価格は何の根拠もなく、そして仕上がったモノも「こんなものか」で済んでしまいます。正直に良品をつくるほど、儲からなくなる商売です。

    ・そして商売をしているのはどんな人か
    印章を仕事にするには、商流に入ることが重要です。だから2代目、3代目が多い。そして最大のニーズは「取り急ぎ、ハンコがほしい」なので、そこに文化としての誇りを埋め込むのは難しい。どんどんビジネスライクになっていきます。でも、決済ツールとしてしまえば「不要論」に追いまくられる。たとえば冠婚葬祭でも似たことが起きています。イノベーターもいるのですが、なかなか大きな流れにはなりません。

    このあたり、第2弾でとりあげてほしいです。勝手な要望ですが……。


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    リブライトパートナーズ 代表パートナー

    六郷の皆さんの言う事が論理的に正しい、一般に多く流布している言説が誤りです。非効率の原因はアナログ原本至上主義であってハンコではありません。海外におけるサインでも同じ、使うのがペンか、はんこかの違いだけです。

    国によってシンガポールのようにオンライン認証OKか、否かの違いによるのみです。NGの国で例えば投資をすると投資契約書に何十枚もサインしてFedexで送る羽目になるのは、別に日本のはんこと変わらない著しい非効率です。もっとも、流石にコロナで多くの新興国すらも規制改定によってオンラインでOKになった国は増えています。

    何度もコメントしてきた通りです。
    https://newspicks.com/news/5019437?ref=user_143212


  • NewsPicks編集部 映像ディレクター

    ハンコが減少してくことは理解しているが認めたくないという複雑な心境を、ハンコの里の人々が語っています。あえて弟子や跡継ぎを作らないという声もありました。

    政府の進めるデジタル化の中で、ターゲットにされたのが「ハンコ」です。NewsPicksではこれまで電子契約サービスなどの取材を重ねてきましたが、今回はハンコの卸業者、彫り師、そして彼らを支える山梨県知事にお話を伺いました。

    以前、この町では足袋産業が盛んでしたが、明治時代に機械化が進み、印章産業に転換した歴史があります。それから120年、再び、この町で産業構造に変化が起きようとしています。

    町の一つの産業が衰退へ向かう時の貴重な記録だと思います。ぜひ最後までご覧ください。

    ちなみに動画内で池田編集長が着ているのは、ハンコの里六郷の印章派Tシャツです。背中には、この地の武田信玄になぞらえて「不動如山」の印影がプリントされています。「ハンコ文化は、動かざること山の如し」という意味だそうです。


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