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「ユニクロ」や「ジーユー」などの、SPA型低価格衣料専門店を展開。特に中核事業であるユニクロは中国・アジア地域を中心に出店を加速。世界でも上位の売上高を誇る。
業種
カジュアル衣料専門店
時価総額
14.9 兆円
業績
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在庫管理(在庫数だけでなく場所も)、販売オペレーションの軽減、があるだけで負荷も人為的なミスも減るのでとてもありがたく、
さらには、データ活用の面でのメリットが非常に大きいと感じます。
ユニクロが導入した結果、単価が下がっていく過程を見ると
みんながハッピーになるこういった技術や手法を
影響力の大きい企業が先行していくことの世の中にもたらすメリットを痛感しますね。
ICやアンテナには銅やアルミなどの金属素材を使われており、1枚あたりの使用量は少ないが、1000億枚になるととんでもない量になります。
素材はどんどん進化していきますが、どんなものにでも付けるべきではないと思います。
そして今年、日本企業からRFIDの単価を一気に下げる技術開発の発表がありました。
NewsPicksでは、RFIDのこれまでの歩みを整理したいと思い、まとめました。
実は、決して新しい技術ではありません。が、2000年代に入った頃から各国が普及に向けてギアを入れ始めたものです。
世界の情勢に影響を受け、一度、停滞した時期もあったのですが、アパレルを中心に実績を作りながら、単価を下げ、ナレッジをため、広げて行き、現在まで来ています。
新型コロナ感染症が拡大するようになってから、非接触のやりとりが特に求められるようになりました。この辺りも、追い風のはず。今後どのような影響が出て来るのか。10円のチョコレートにもRFIDがつく時代は本当に来るのでしょうか。ご一読いただければ幸いです。
物流タグに使われるよりはるか以前にFeliCa技術としてソニーが開発、JRの定期券、ICカードに採用された。(その前に香港でも交通カードで実績あり)その後、お財布ケータイにもFeliCa含めて技術は搭載されたが、これもRF-ID技術だ。さらに、支払い系でも日本ではこれまで相当、普及してきた技術である。
これらのカードではソニー、DNP、凸版印刷、トッパン・フォームズなどが日本国内では広く供給している。FeliCaが世界ではそこまで支配的な技術にならなかったため、現在ではNFCとして普及が世界では進んでいる。Apple Payなどを実現させているのもまた非接触近距離無線通信である。
ICタグとして物流用途への転用は数量面で望まれていたが、コスト面が見合わず、普及はなかなか進まなかった。ここからは記事にもある通りだが、今後は印刷タグでの低コスト化と物流タグでの広範な普及が望まれる。高信頼性などの面ではおそらく課題もあるのだろう、別記事では東レの方自身も、印刷タグと従来の製品は使い分けがなされるだろうと予測しており、それは正しい見立てだと思う。
追記
ちなみに現在、このRFIDタグ分野では海外勢が圧倒的な高シェアを誇る。
上位二社はAvery DennisonとSmartracの戦いだったが、Smartracは今年3月にAveryに€225millionで買収されてしまい、Avery Dennisonがぶっちぎりナンバーワンで世界シェアの過半を占めるに至っていると思われる。年間160億枚のうち、80億枚くらいがAvery。Arizona RFIDやAlienがこれを追うが数量的には、勝負にならないレベルではなかろうか。
コンビニ各社もAveryの製品を導入するとも言われてる。
https://newspicks.com/news/3699620/
エレファンテックさんが出てくるのかしら、とちょっと期待。東大・川原先生が研究された銀ナノインクによる印刷できる電子回路。予想が違ったらすみません。
エレファンテック
https://www.elephantech.co.jp/
UHF帯は920MHz付近の周波数、HF帯は13.56MHz付近の周波数を利用しています。HF帯が近距離向けというより干渉・反射が少ないので手に持ったりするものでは有利という理解が良いかと思います。
「10円のチョコにも貼り付けられる」という記述があり、多分チロルチョコのことをさされていると思うのですが、もしそうだとしたらチロルチョコは20円になっています。しかも、その原因はコンビニのPOSです。興味ある方は下記をどうぞ。逆にRFIDの影響でチョコが大きくなる可能性も。
コンビニのチロルチョコの価格が「20円」の理由
https://makitani.com/2010/02/tirol_chocolate.html
RFID、めっちゃ便利です。ユニクロのお会計は一瞬で終わります。人の役目は不正や取りこぼしがないか確認するだけ。逆にそこは人なのね。。。と思ってしまいます。AmazonGOなどがやっている完全カメラとどちらが受け入れられるか見ものです。多分両方でしょうね。
個人的にRFIDを今すぐ導入してもらいたいと思っているのは国際線のチェックインバゲージ。ロストバゲージが驚くほど減ること間違いなし。あのために無駄にかかっているコストって年間いくらになることか。
ユニクロがRFIDにできているのは、個別の製品の単価が数百円~数千円だから。スーパーだと数十円単位のものもあり、それらはRFIDにするとコスト比率が高いし、RFIDのものとそうでないものが混在するとオペレーションが煩雑。
バーコードのように、全部をRFIDにする・できることが重要。ユニクロは、自社製品だから全部という意思決定ができるが、一般小売はメーカーが異なるものを売っているからそれができないし、時間がかかる。一方でバーコードが普及していったように、それによって情報化が進む(POSとバーコードは小売で両輪の進化だった)。
RFIDはレジだけでなく在庫管理などの効率が一気に上がる。個人的にはそれが1-2円ラインだと思っている。そして普及していくと、在庫管理をロボットやセンサーでできるようになるから、小売の自動化が一気に進化するし、店舗だけでなく卸の倉庫でも同様。
SSDのように、コストが課題のものは、大体は時間によって解消されて普及する。ただ常に期待先行にもなりがち。SSDも期待はされながら今の段階にくるまで10年以上かかった。
https://newspicks.com/news/5228450
https://newspicks.com/news/4553387
逆に言えば益々グローバル企業とその他との差がつく要因となる。それはコンピュータビジョン、レジレスその他多くのテクノロジー導入においても同様である。
DXは格差を助長する面は否めない。一方で同時に貧困や病いや教育アクセスを解決もする。極論に走らず食らい付いて取り組まねばならない。
上記のような業種では、半年〜1年程度で在庫の棚卸を実施しますが、基本的には人手なので必ずしも正しい値が入力されるわかではないことに加え、日々の納入時の検品、売場での盗難、商品の破損などを通して、どんどん値はずれていきます(多品種だと尚更です)。
これらのズレはシステム上ではなかなか気付けないため、結果的に間違った値を用いて、需要予測や在庫最適化のアルゴリズムを回すことになり、効果を最大化できないなんてこともしばしばです。
RFIDはこれまでも、ビジネス活用の可能性はさけばれ続けていましたが、どうしてもコストの観点から実用化が進んでいなかった印象ですが、早く現場普及して上記のような課題を潰してもらえると、現場スタッフだけでなく、データサイエンティスト的にも嬉しかったりします。
レジの生産性も大幅アップ。ユニクロでは、セルフレジにカゴを置くだけで、すぐに合計金額が表示されます。支払いを済ませチェックアウトするだけ。
問題点はRFIDのつけまちがい。最終的に人間の作業が入るとまちがいが起こります。すべて機械でできればいいのですが。中国の無人店舗、無人コンビニRFIDを採用しているところは、この問題を指摘しています。
Amazon Goのように画像認識で商品を管理しているところはRFID不要。多品種少量の場合は、画像認識に軍配が上がるように思いますが・・・。