大企業が中途半端な「なんちゃって変革」から抜け出せない根深い理由
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注目のコメント
中途半端に終わる理由は、①変革のイメージなし、②お金なし、③成功事例なしとのことですが、成功事例はこべつのものなので参考にはなるものの、自社にそのまま移植できるものではありません。成功事例の効果は①イメージすることかと。
圧倒的に足りないのは、変革に向けた覚悟を抱くまで自分事化できていないことです。本当に必要なら、経営者は従業員の行動が変わるまで口酸っぱく必要性を説いて実践する姿勢を見せる必要があります。経営者の中途半端な考えは従業員にも伝わります。
②も本気になっていないので、言い訳程度の資金投入に終わり、その結果として浪費となり、次の変革へのトラウマとなります。変革の必要性を十分に理解しないまま飛び付いて痛い目に合い、何も変えられずに30年経っています。なんちゃって、になってしまう理由の一番大きい要因が記事には書かれていないように思えます。
一番大きい要因は、社内の中で年齢層が高い人たちが主導するから、ですよ。
だから、変革が完了する頃にはそもそも自分はいない、と思って本腰にならない人もいるし、変革が完了したら自分の居場所が無くなると思って本腰にならない人もいる。
何かを変えるときは、変わった後の世界にいる人たちがその変革を担うべきなんですよ。そうすれば変革をやり遂げるし、一度行った変革がそう簡単には陳腐化しないで済む。トレンドに追随している気になっているだけ。
DXもオープンイノベーションも、本質的な意味や価値を理解しないで、取り組んでいるという事実があればいいと考える。
自社は、決して時代に取り残されていないと見せたいだけですからね。
本気で取り組み、やり抜く覚悟を持つ人が結果を出し、市場価値を高めることができます。あとで悔しがらないようにしましょう。