【高岡浩三】大企業の勝ちパターンは「問いを立てる力」で決まる
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ベンチャーは弱者としてスピード感のあるニッチ層の独占や先駆者利益の確保が必要ですが、大企業は強者として守りに入れば勝てるので、そもそも事業に対する判断軸が異なります。
大企業内で起業しようと思うと、0>1ビジネスにおける市場規模に対する考えのギャップやスピード感に欠ける確認フローに悩まされますが、これは大企業が守りに特化した組織だからと思います。
(守る際は、良さげなモデルを大資本に任せて真似れば良いので、多少遅くとも、確りと確認し、大金投じるのが正な訳です)
大企業内でベンチャーを上手くやろうと思ったら、ほぼ完全に意思決定フローを外出しし、出資+社員の出戻りを認めて挑戦しやすくする環境作り、位に留める方が、結果として上手く行く気がしますね。
注目のコメント
P.F.ドラッカーが、企業の存在目的を顧客創造とし、その基本機能を「マーケティング」と「イノベーション」のみと喝破したのは、私が生まれた年でした。学生時代に学んだこの格言が真に腹落ちしてきたのは、お恥ずかしながら最近のことです。そのきかっけの一つは、今回対談させていただいたマーケティングの第一人者である高岡さんの著書の影響だと思っています。
本対談では、「問いを立てる力」が、イノベーションの源泉としてのマーケティング活動を行う上で、いかに重要であるかを改めて考えています。同時に、このコロナ禍が「問い」を誘発するチャンスであることも語らせていただきました。
お題は、「大企業の勝ち筋」的なものになっていますが、内容は事業の規模に関わらず、極めて普遍的なものになっておりますので、是非ご一読ください。
#今回、高岡さんの切れ味鋭い&超わかりやすい語り口に乗せられて、少々しゃべりすぎました。上手に取れ高コントロール(それでも全編/後編の2本立て)いただいたNewsPicksさんに感謝しております。元ネスレ日本代表CEO 高岡浩三さんと大企業×大企業によるDXの実現を目指す共創コミュニティ「C4BASE」のマネージングディレクター 戸松正剛さんによる対談です。
・イノベーションの定義とは?
・イノベーションを起こさないと勝てない時代か?
・そもそも大企業がイノベーションを創出するのは難しいのか?
・「問いを立てる力」を養うためにできることとは?
など、これからの大企業の勝ち方を探るために、いくつか際どい問いも含めて投げかけましたが、明快な答えが記事の中にあります。
特に、そもそも大企業がイノベーションを創出するのは難しいのか?の問いに対して、「不可能とは言いません。ただ、極めて難しい」という高岡さんの言葉には重みがありました。考え尽くしてきた二人だからこそ話せる、一つ一つの深みのある言葉にとても夢中になったインタビューでした。
大企業イノベーションに課題を感じている方や、これからの大企業の勝ち方を模索している方、刺激的な内容になりますので、ぜひお読みください!
また、後編では実践編として大企業イノベーションを生み出す「仕組みづくり」について深掘りする予定です。そちらも是非ご期待ください。