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ESGという言葉が知られるようになったのは、2006年に国連がESGを投資プロセスに組み入れる事を提唱したことがきっかけですが、米国の大手企業200社ほどのCEOが参画する経営者団体の影響も大きかったようです。彼らは1978年以降「企業統治に関する原則」を公表しており、1997年から「株主第一主義」を原則としていましたが、2019年、企業の存在意義を再定義し「ステークホルダー主義(顧客、従業員、サプライヤー、地域社会、そして株主という全ステークホルダーの利益を考慮した経営にコミットする)」へと大きく舵を切り、世界中の経営者に大きな影響を与えました。


…おもむろに、占星学の話をしますが(笑)、実は2020年は占星学的に大変革の年になると言われていました:
・2020年は、20年ごとに起きる大きな変化の年で、特に2020年の変化は“改革のはじまり”を示唆する
・更に、2020年は、200年ぶりの切り替わりで「世の中を動かす根本的な価値観や動機が切り替わるタイミング」。「物質」の世界から、「言葉」「情報」「人間関係」の世界に変化する

占星学の話がしたかった訳ではなく、現在の変化の捉え方についてです。まさに「株主第一主義」から20年後に「ステークホルダー主義」に大きく変換をし、200年続いた資本主義の時代から、デジタル、ネットワーク、ESGなど物質ではないものに価値観が変化しつつあります。

昨日、落合陽一×オードリー・タンの対談を放送していましたが:
・デジタルの世界では、資源の奪い合い、労働力の搾取など、誰かの犠牲の上に成り立つ経済ではなくなる
・10年後にGDPという指標は意味がなくなる
というコメントが印象的でした。番組内で、約100年前にケインズが指摘した世界が実現されようとしているという話もありましたが、今、私たちが生きているのは、まさに100年、200年に一度という時代の転換期だと思います。そういう視点と覚悟でこの変化を捉え、変革の機会にするべきだと思います。

ここから世界をどう変えていけるのか、その1つの方向性が「地球の上に社会があり、社会の中に企業は存在している。だから、地球環境や社会の持続可能性は企業が存続するための大前提」「企業が未来の世の中にどう役立つのか」を具現化するESGだと思うのです。
海外での各種報告基準では、国際統合報告フレームワーク、GRI、SASBフレームワーク、TCFDなどがありますが、トレンドとしてシナリオ分析による見える化が求められていることやバリューチェーン全体でESGを考える機運も高まっています。例えば、サプライヤーについては、ESG情報開示基準であるGRIスタンダードやSASBなどにも含まれています。
まだ、個社別の見える化までの算定とはなっていないようですが、今後は個社別に算定していく流れになると思います。
ソーシャルグッドなことは、そのインパクトを見える化するのが何より大事。とても意義深いサービスですね。