【島田太郎】日本の経営者が決断できない理由
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日本で教育と言うと、座学をイメージする
人が多すぎる様に思います。
しかし本物の教育は、実践でしか身につかない
と思います。日本語で言うと腹落ちですね。
ドイツではデュアルシステムと呼び、理論と実践を
とても重視します。
だから大学教授の多くは、民間企業の幹部です。
ドイツの早い決断の例を列挙しますと、
原子力発電の撤退、
石炭火力の撤退、
ディーゼルスキャンダル時の電動化への切り替え
私はドイツ人は、日本人と同様な、不安な民族では
無いかと思っています。
ドイツ人の場合不安なので、早く決断する。
日本の場合は、不安なのだが大勢が分かるまで
耐える傾向を感じます。
どちらも良い点も悪い点もあります。これだけモノ作りが強いドイツも金融に関しては全くアメリカ企業に歯が立たないのは面白いところです(ドイツ銀行のチャレンジと凋落は日本の銀行にそっくり)。
意思決定に関しては全くその通りと思います。リスクのない戦略はないのに、やたらリスクだけにこだわったり。最近オーナー企業の強さが取りざたされていますが、これも1つ間違うとオーナー以外は意思決定の出来ない組織を作りかねません。意思決定の経験量の違い、本当に経営者育成にとても重要。
経営者層の厚みは社会にとって重要。①の社外取締役1/3以上といった議論や、その実効性にもつながる。個々人という観点でも、社内での昇進や転職含めて、意思決定の提案ではなく自分で意思決定をどれだけしていけるか。そして失敗も含めて、それを再チャレンジに活かせる環境整備は重要。②のBlogはMBAからGMの道を進んでいる友人の記事だが、ビジネスサイズと権限のトレードオフなどとても具体的で、興味がある方はぜひ見ていただきたい。
なお、経営者になることがすべてではないし、専門性を極めたりリスクテイクをすることも稀少性で、そこに適切なアップサイドを設計することも必要(東芝でNANDを開発された舛岡氏の記事が③にあるが、このようなことを繰り返してほしくない)。
①https://newspicks.com/news/5442518
②https://keniorange.blogspot.com/2020/06/professional-or-management_21.html
③https://newspicks.com/news/2272157