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昔読んだジョン・ケイという人の『想定外』という本を思い出しました。その本では、正解に直線的に到達するよりも、そこに至るまでに回り道をしたほうが利得が大きくなる、という話が述べられていました。
ではどうしてなのか、ということを考えると面白いのですが、要するに、その回り道の過程で、色々なことを学習するからだと。
青木さんの才能に敢えて名前をつけるならば、普通の人が当たり前と思っていることの中に想定外を見つける力なのかなと思う次第です。
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30〜40代の女性を中心に、熱烈なファンを集めるネットショップ「北欧、暮らしの道具店」。
その名の通り北欧雑貨からスタートし、今や国内外の日用品を扱うほか、衣料品、インテリア、化粧品などの自社開発も展開する。MAUは200万を超え、昨年の年間売り上げは約35億円。月100本ペースで記事をリリースするなど、ファン心をつかむメディア企業でもあり、その世界観を表現したウェブドラマは累計再生回数1000万回を超える。
「目先の成長よりも、健やかな状態を長続きさせることを大切にしてきた」と語る青木耕平氏の成長戦略と、仕事の哲学を聞いた。(全7回)
■第1回 「北欧、暮らしの道具店」の健やかな成長戦略
■第2回 雇われる側に限界を感じて「起業」の道へ
■第3回 やりたいことがないから人に伴走して生きる
■第4回 自分たちがキャッキャッと楽しめているか
■第5回 採用基準は「その人が幸せに働けそうか」
■第6回 「モチベート禁止」無理に頑張らせない
■第7回 転機は訪れるものでなく、自ら迎えるもの
人材派遣業界:世間の仕事の全体像を捉える
インターネット産業:スタートアップでITスキル習得
起業:雇われに限界、スペシャリストになれる自信なし
環境の変化に応じて自分自身も変化させていく、柔軟なキャリア形成をされていて、まさに"プロティアンキャリア"を体現されてるなと思います。
ただ環境に左右されるのではなく、自分のキャリアを主体的に変形させる。これこそ時代に合った変化だなと改めて感じさせてもらえました。
派遣会社に入ったこと、お客様先であるIT企業に自分を売り込みに行ったこと
ある意味すべてが繋がって今があるのだろうなと感じました。
人生に近道も遠回りもない。
本日の記事で気になるところの引用:
「お得意様の会社向けに特別にあつらえたIT人材として僕が入社して活躍してみせます」とでっちあげたのです。