楽天が劣後債1000億円 5G投資へ財務強固に
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楽天も選択と集中を加速するように。楽天はB/Sをみると金融事業があまりに大きくわかりにくいですが、金融事業を除くと、他のインターネットサービス企業と比べてB/Sは結構攻めている(自己資本はそれほど厚くない)という印象です。
26年までに総額8,000億円の投資を決定しているので、今後も資金調達は続けていくでしょう。DebtでもEquityでもなく、その中間である劣後債での調達、というところが今回ミソであるように感じます。
5年前の2015年に電子図書館のオーバードライブを買収するときに、まさに財務体質(のれん vs 自己資本の比率の悪化)が課題となって難航したのを思い出すと、今回のモバイル投資踏み込みにあたってオーバードライブを売却してさらに劣後債を発行、というのは何か因果を感じます。本日、エアアジアジャパンが事業継続を断念するというニュースがありましたが、今の楽天の財務状況では、エアアジアジャパンに追加投入する余裕はないことが良く分かりました。
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金融事業を除く楽天単体の自己資本比率は6月末時点で24%
この自己資本比率で劣後債1,000億円の発行となると、劣後債の金利負担ものしかかります。今は楽天は、事業を絞る必要があると理解します。ソフトバンクが話題のドコモさんやKDDIさんに失笑されながらモバイルキャリアに突入して13年くらいですか。その後の大躍進。笑えなくなったドコモさんとKDDIさんでしたね。現場のめっちゃブラックだけどやり切る感じとかは今の楽天にあるのかなぁ。劣後債でこれだけの金額すごいけどどうしてもソフトバンクと比べてしまう。基地局の展開見てるのと、この業界にいて伝え聞いてる感じは、、あの時のソフトバンクの熱量とはだいぶ違うし、今後の進捗にも不安を感じます。ただ、価格めっちゃ魅力的です。頑張って食い込んでください!MVNOですがまだ楽天さん使ってます笑