トライアルが福岡県宮若市と連携して「街づくり」に着手する理由 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】

コメント

注目のコメント

• 松下 久美

  ファッションビジネスジャーナリスト

  ・2020年10月02日

  リテールテック分野で注目しているトライアル（福岡）。AIカメラやスマートカートを導入した「スマートストア」を九州や関東（千葉の長沼店など）で展開していますが、今度は宮若市と連携してリテールAI技術開発拠点「リモートワークタウン ムスブ宮若」を開設するとのこと。
  
  廃校跡地にAI技術の開発拠点や「ファッションビレッジ」を設置する計画。飲食などを含めた複合商業施設や住居なども展開予定。技術開発者や店舗従業員向けに社員寮も設ける。ハイテクなスマートシティと、学校跡地の再活用などデザイン的にもノスタルジックな雰囲気も醸し出し、サステナビリティと融合させるなど、いいところを突いているなぁと思いますね。
  
  ＞ドローン配送や自動走行実験など新たなテクノロジーの実験拠点としても運用
  
  ＞これまで手薄となっていたアパレル・ファッション領域において、モノづくり・販売手法・接客に関する新しいモデルづくりを、最新のテクノロジーを活用しながら行う。
  
  ＞もともと小売業は大量生産・大量販売でチェーンストアを展開して成長してきた。しかし、いよいよ変わらないといけない。「モノ」をどう届けるかだったが、これからは「人」を中心に考え、”住まう街”をつくるということにチャレンジしていく。
  
  ＞今後はサステナビリティ（持続可能性）も大切になってくる。われわれはこれまでも居抜き出店を行ってきたが、今回も（公共施設などの）跡地を譲り受けてリノベーションしていく。日本は建物の価値を大切にしてこなかった。懐かしさみたいなのも残しながらデジタルを融合させていく