【解説】知らないではすまされない、リニアの「水資源問題」
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フェイルセーフの考えを基に、とにかくリスクを排除して安全を守るという思考が強い会社だと、肌で感じていたため、本記事を読んで驚いた部分がありました。
“時間”と”快適な移動”を提供する中でも、”リニア=速い”という側面に目が行きすぎて、できるだけ最短距離で作ろう、という結論になってしまったのでしょうか。
一大プロジェクトだからこそ、日本を代表する輸送インフラ企業であるからこそ特に、周囲に及ぼす影響を”徹底的に”調査しておくべきだったと思います。社内における、系統を超えた協力の必要性を感じました。
真意は分かりませんが、新入社員ながら考えさせられる記事でした。
JR東海の最大の挑戦。上手くいくことを祈って、自身の業務に邁進していきます。
注目のコメント
約62万人の静岡県民が利用する、大井川の水が減少するかもしれないーー。
JR東海が予定している、南アルプストンネル静岡工区(8.9km)は、そんな大変な危険性を孕んでいます。静岡県中央委員会環境保全連絡会議の地質構造・水資源専門部会の部会長と、国交省の有識者会議の委員を兼任する、森下祐一博士に取材をしました。
森下氏は2018年から、JR東海とコミュニケーションを取り続けています。そこで見えてきたJR東海の問題点とは。本記事を読めば、複雑な大井川の水問題の輪郭がはっきりすると思います。
大規模なトンネル工事では、水資源を含む環境破壊は半ばつきものだというイメージがついています。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。誰かの犠牲の上に、例えそこに大義があって、社会を豊かにするものであったとしても、良くないことは良くないーーそう示したのが「黒部の太陽」の冒頭の石原裕次郎だったのではないでしょうか。
「リニア中央新幹線」には、黒部ダム建設時のような大義はあるのでしょうか。せめて、JR東海は、静岡県民に確度の高いデータを示し誠意のある対応を見せるのが、あるべき姿ではないでしょうか。金子社長が言った「あまりに高い要求」では、誠意は伝わらないと思います。こういった記事が読めるのがNPのいいところです。
半年以上も前だったと思いますが、品川駅でタクシーをひろった際に、リニアの工事風景を見ながら、ふと運転手さんに話題ふったら、たまたま静岡県出身の方で、まさに記事の内容を教えてくださいました。
ニュースは日々流し読みしていますが、まったく見た覚えのない内容だったので、ネットでも簡単にバイアスがかかるんだなと改めて気づかされた記憶があります。