【追悼】今も人々を熱狂させる「RBG」の精神
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この方はまさにレジェンドで党派を超えて尊敬されていますし、死の直前まで職務をこなし続けたことでさらに尊敬を集めたのも間違い無いのですが、一方でリベラル派は「オバマ政権の間に引退しておいてくれればよかったのに」と決して言えないけれども心の片隅で思っているのも事実でしょうし、保守派は「選挙後ではなく前に亡くなってくれてよかった」と決して言えないけれども心の片隅で思っているのも事実でしょう。
言っちゃいけないことを言わないのが大人です。これまで散々汚い言葉を浴びせあってきた両サイドも、流石にレジェンドの死に際しては大人として振舞っています。9月18日に死去後、欧米を中心に未だに報道が続く、「ノトーリアスRBG」の愛称で親しまれた米連邦最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ。
Quartzがさまざまなテーマを深掘りして、全世界のユーザーの方々に送っている、ニュースレター「Weekly Obsession」から、RBGのストーリーをお届けしています!ルース・ベイダー・ギンズバーグ連邦最高裁判事の死去にあたっては、生前、ギンズバーグが毛嫌いしていたドナルド・トランプ大統領も、追悼のために全米で半旗を掲げるよう指示しました。
ギンズバーグの死は、11月の大統領選に影響を与える出来事を意味する「オクトーバー・サプライズ」(亡くなったのはセプテンバーですが)となってしまいましたが、国民から尊敬と親しみをもって受け入れられてきた人物だけに、共和党・民主党にとって、扱い方を間違えれば有権者の反発を招きかねず、センシティブな論点となっています。
さて、「日本の最高裁判事の名前なんて誰も知らないという人が多いけど、アメリカは違うよね…」と比較されがちな日米の最高裁。そもそも、この温度差には最高裁のシステムの違い(日本は任期が数年程度に対してアメリカは数十年 など)が大きく影響していると思いますが、その中にあっても、ギンズバーグの知名度と人気は飛びぬけていました。
その人柄の一端をお伝えできれば幸いです。