【DX最前線、建築業界編】CADを超える技術革新のカギとは
コメント
注目のコメント
この建設テックの分野の企業の者です
https://contech.craft-bank.com/n/nd0c458210c37
建設業は自動車に次ぐ日本第二位の市場規模を持つ巨大産業である一方、全産業でトップクラスにIT化が遅れ、未だにFAXと電話帳に頼っています
そのため、時間当たり労働生産性は隣接する不動産業の9分の1という低さであり、高齢化も相まってその改善が求められています
BIMはその建設テックの中でも大きな位置づけを占めますし、期待の持てるジャンルですが、一方でそういったテクノロジーを使いこなせない会社も多いです
建設業経営者の平均年齢は59歳、46万社あるとされる企業の9割は中小企業で、半分は売上1億円にすら届いていません
もっと初歩的な「パソコンを使えるようになる」から始めなくてはなりません
弊社のサービスはBIMよりはるかに地味なものになっています
https://newspicks.com/news/5322029
DXの問題は事業承継問題や業界慣習(介在の意味の無い多重請負と法人の断片化)の見直しとセットですので、NPでも単なる流行り言葉としてのDXではなく、本質まで切り込んだ議論を期待します三菱電機がBIM普及を率先していたって、マジですか。
とはさておき・・・
BIMに関しては、業界ではかなり前から話題になっています。
NPの中でも過去コメントしています(下記とか)。
https://newspicks.com/news/2682137
過去はこう書いたのですが、本当の妨げになっているのは、業務フローの見直しにあるのかもと最近考えています。
BIMを導入するのであれば、本来は現在の業務を分析・分解しBIMに最適化した業務フローを作り上げるべきなのでしょうが、現状は現在の業務フローの中で使うソフトを置き換えようとしている。
これでは前途の記事などで書いているように、設計者の業務が増えるのは当然。
設計側が対応できれば、おのずと施工側まで伝わるのかなぁと(時間はかかるでしょうが)。
ただ、このBIMへの最適化した業務フローの構築というのが、僕含めて日本人が苦手な作業なんだろうなぁと・・・
あと、変更の多さも、BIMに手間がかかる要因でしょうね。
このあたりは、変更はタダというクライアントの意識変革が重要かもしれませんが、業務フローの見直しでも対応できるかなぁ。。。ようやく建設業界の記事を見れたというのが率直な感想です。素直に嬉しいです。
BIMは10年以上前から始まっていますが、BIMを追加料金とあいて請求する設計事務所もありました。
発注者側からすれば人手が削減されているのに追加料金が発生することに疑問を感じ、設計事務所やゼネコンからすれば建築設計をただ働きですることも多かったため、適切な料金を請求したいというギャップがあります。
設計はコンサルタント業務であり、成果品の設計図や検討資料に適切な料金を請求できるようになるべきです。
そのキッカケがこのBIMとなれば良いと思います。