【超解説】なぜ、最高裁判事が、ここまで「大事」なのか
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最高裁判所は、米国政府の三権分立の機能、①立法（議会）、②行政（大統領）、③司法の中でも最も理解されていない部分かもしれませんが、大統領選挙を１カ月前にした今、最高裁判事のルース・ベーダー・ギンズバーグ氏の後任指名・承認プロセスを受け、大きな注目を集めています。
連載第4回目のこの記事では、日本ではあまり知られていない最高裁判所の重要性について解説します。この2週間弱、アメリカのニュースは最高裁の判事の一人が亡くなったことで持ちきりです。
日本では最高裁判事は衆院選と同時に信任投票が行われていますが、多くの人が1人の名前も知らないことでしょう。
しかしアメリカでは老若男女がこの話題に関心を持ち、まさに「国民的議論」に発展しつつあります。
一体なぜ、人々がここまで判事に興味を示すのか。その深層を気鋭の論客、ジョシュア・ウォーカーさんが解説します。
ちなみに、トランプ氏が後任の指名を行いましたが、最新の世論調査によると56％の有権者は大統領選の後にするべきだ、と思っているようです。
NYT/シエナ大世論調査
（https://www.nytimes.com/2020/09/27/us/politics/poll-supreme-court-trump-biden.html?）
Q.誰が最高裁判事指名をするべきだと思いますか？
▼大統領選の勝者 56％
▼トランプ大統領 41％
Q.判事指名をする上でどちらがより適切な判断をすると思いますか？
▼バイデン氏 50％
▼トランプ大統領 43％普段なかなか得られない情報をこうして分かりやすくまとめてもらえるのは本当にありがたいです。日本ではほとんど話題に上がらない最高裁裁判官の話題が、アメリカではなぜここまで重要視されるのか。これまでの背景と今回の大統領選に与える影響についても整理されており、現状を把握する上で大変参考になりました。
