【決定版】給料を決定つけるものは何なのか?
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注目のコメント
最大のファクターは、運だと思います。
もしあなたが貧乏な家庭や不法移民の家庭に生まれていたら、どれだけ実力があっても努力してもチャンスは非常に限られています。大前研一がロヒンギャ族に生まれていたらもちろんこんな高給取りにはなっていません。
出世だってポジションが偶然空くかどうかといった運があります。時の運もあります。時代を先取りしすぎても乗り遅れても成功は逃げていきます。そして生まれるタイミングは選べません。ビルゲイツがあと10年遅く生まれていたら、違う人がビルゲイツになっていたでしょう。でビルゲイツはどこにでもいるコンピューターオタクのオッサンで終わっていたかもしれません。
僕だって生まれた国や家庭が違っていれば、幼い頃からの夢を仕事にするなどという最高の幸運に与ることはできなかったかもしれません。
成功や失敗を過剰に個人の資質に帰す論を、僕は疑います。
おおよそ、成功も失敗も半分は努力、半分は運です。
しかるに成功した者は全てが自分の努力であったかのように喧騒します。
逆に失敗した人は全てが運のせいであったかのように言います。
だいたいこういう記事は成功事例にオーバーフィッティングしています。
もちろん参考になる面もあります。僕が言いたいのは、幸運にも良いお給料をもらう立場にある人は、全てが自分の才能や努力や戦略の賜物だと思い上がらず、過剰な自己責任論を振りかざすことをやめ、不運にもそうはなれなかった多数の人へのempathyを持つことだと思います。企業に勤めて給与をもらうという形態であれば、大原則として「給与は利益から生じる」ということですね。
①所属業界自体の収益性
・収益性の高い事業の業界であれば全体的な給与水準が高くなる(金融、コンサル等)
・一方で利益率が低い業態は給与水準も低い(小売、外食、介護等)
②企業内の利益貢献度合いで、高低分布する
・利益を直接生む部門(営業、一部研究開発等)は、給与が高くなる可能性が高い(反対に、低くなる可能性も高い)
・利益を直接生まない部門(管理部門等)は、営業等と比較して給与水準は高くない可能性が高いが、安定している可能性が高い
③企業の方針
・業績連動型の給与体系なのか、年功型の給与体系なのか
これらの掛け合わせで給与は原則決まってきます。