G20首脳会議、オンラインへ サウジ政府、コロナで対面断念
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イスタンブールのサウジアラビア領事館で反政府派のジャマル・カショギ氏が暗殺されてからちょうど2年になる。カショギの親しい同僚だったヤヒヤ・アッシーリ氏らは、このG20に合わせ、国際世論に訴えて何らかの抗議行動を企画していたと言われている。ただでさえ石油価格の下落で苦しむサウジアラビア政府は、この動きも大いに気にしていたはずだ。
G20開催は主催国にとってPR効果が大きい。そのチャンスを最大限に活用したかったサウジアラビアが対面での会議開催を断念したのは安全を優先したからだろう。国威高揚のためには多国間会議開催は効果があるが、首脳会談、多国間協議の数が多すぎる。かつてヒラリー・クリントン氏が国務長官時代、「似たような会議が多すぎる。整理すべき」と発言したことがある。そのとおり。ポストコロナ時代には、首脳会談、閣僚会談、職場の会議、スポーツ行事の数を半減することを考えるべきだと思う。