スイス、EUとの移動自由を維持 協定巡る国民投票、混乱回避
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スイスは中長期的にEUに取り込まれるという観測があります。
ブレグジットの受け皿として、金融機能を持つスイスにEU側から接近する(圧力をかける、とも言えますが)動きは、確かにあるようです。
他方で、スイス側にも「独立」に対する意識の変化はある模様で、いずれにせよ、スイスだけで経済を営むという考え方は変わりつつある。そうした文脈からも今回の国民投票の結果が見えて来ると思います。スイスではEUとの関係を問い直す国民投票はそう珍しいものではありません。むしろ同じ日に行われた男性の育児休業についての国民投票に驚きました。父親に2週間の有給の育児休業を認める制度を賛成多数で承認。今回の報道で知ったのですが、スイスでは有給の育児休業の取得期間はOECD諸国で最下位だそうです。私が暮らしていたベルギーなどは制度が充実して男性も育児もかなり積極的だった印象があります。育児ひとつとっても欧州は近隣国で制度や価値観が大きく異なるのだなあと改めて。。