マンションもSDGsの時代。旧耐震マンションが、リファイニング建築でよみがえる?(SUUMOジャーナル)
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役所のお墨付きの証の「検査済証」がない建物は、全国に8割近くあり、不動産ストックとしての流動性が低いものばかりがそこら中にある状態です。多くの機関投資家やREITはもちろん遵法性を第一に考えますので、検済無しは買いません。つまり、少ないパイで取り合っている状況です。
スクラップアンドビルドの日本では、旧耐震や違法建築は「建て替え」の選択肢しかなかったのですが、このリファインニング建築の手法を選択すれば「再生」という選択肢が生まれます。
コストだけでなく、容積率の既存不適格で建て替えたら得られない延床面積や、斜線の既存不適格で建て替えたらできない高さが得られます。
しかし、かなり手間がかかること、高度な専門知識と折衝能力が求められ、発注側も理解や知識がないと踏み出せないという、阻害要因がまだまだあり、特殊な例となっています。
今後の日本の状況を踏まえ、ストック活用は当然の作法です。古いものをそのまま使ったり、化粧するだけの表面的なリノベ だけでなく、不動産価値、資産価値の再生として、ますますこういった再生の手法は求められてくる(べき)と思います。