第11回後編:社会を変えるには?法学を基軸に他分野にも橋を架けてみよう - タイムリープカフェ
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大学で法律を勉強していると、法解釈にばかり意識が向いちゃうけど、それって法学の一側面しか見てないと思うんだよね。法解釈的な考え方が頭に染みついてしまって、変革が必要だというときにまで「今までこう決まっていますから」とか、「何か先例はないだろうか」と考えてしまいがちになるのは俺は嫌い。↓みたいな課題は法解釈で解決できない課題だと思うんだよ。
・複線型学校制度とリカレント教育の本格導入
・事実婚の導入
・高等教育の無償化
・ひとり親への経済支援強化
・安楽死の認可
・ボランティア頼みの介護保険制度の改革
・過疎地域における固定資産税の廃止
そもそも日本人って、北欧の社会民主主義国家なんかと比べると、自分たちの福祉を最大化する法律・政策を作ろうという意識が希薄だと思う。個人的には伝統的にそういう発想をしてきた歴史が日本になかったからだと思ってる。古代日本が律令(刑法と行政法)的な法体系を取り入れたことはあっても民法的発想は欠如してたし、明治期に行政主導でヨーロッパから導入した民法はいつの間にか天皇主権に変化してたからね。
日本にも政策立案の補助をするシンクタンクがもっと増えればいいのにって、たまに思う。ランド研究所とかブルッキングス研究所みたいな政策ブレーンを抱える研究施設が日本には多くないから。シンクタンクと国会の間で政策ブレーンの人的交流があったら、日本の政治はもっと良くなるよ