中韓で無断流通か 日本の種苗36種 紅ほっぺ、紅まどんな…
コメント
選択しているユーザー
種苗法は農家にとっての著作権法
それを安倍政権がやることだからとメディアも芸能人も批判していましたが
そのくせ自らの権利にはうるさい(TV局も、芸能人も)ので本当に矛盾している反対だったと猛省してほしいです
注目のコメント
残念でなりません。
農産物の品種改良(育成)は、通常は7〜10年の期間を要し、多くの費用かかります。ですから、販売でそのコストを回収しなければなりません。こうした流出による損失は、ダメージが大きいのです。
これまでも、シャインマスカットやふじりんご、デコポンなどの日本の品種が、アメリカや中国、韓国に流出してきました。こうした被害は、もう終わらせなければなりません。
実は、現状の法律では、韓国やアメリカを含む75カ国については、日本からの無断の持ち出しが合法とされてしまっています(この75カ国は、ユポフ条約の加盟国です)。ですから、勝手に農産物や種苗を持ち出して増殖し、販売した人たちの行為は、合法とされてしまうのです。
音楽に例えるなら、著作権のある曲を、第三者が海外で自分の作品だと偽りお金を儲けても、訴えることができない状態です。
これを解決すべく政治が動いたのが、種苗法改正案の国会提出です。しかし、ツイッターで、この改正が改悪であるという言説が流布され炎上し、今年5月、国会での成立が見送りになりました。
種苗法改正の内容や意義を下記のスライド記事にまとめましたので、良かったらお読みいただけますと幸いです。
【図解】炎上した「種苗法改正」は本当に悪なのか
https://newspicks.com/news/4972319意識だけ高い系に阻止された種苗法
どうせ農業新聞なんか誰も見ないだろ、みんな興味ないしと毒一言first pickしたら、見る人がいそうなので真面目に追記(笑)
種苗メーカーだけの問題じゃなく生産農家にも不利益なんですよ。市場を奪われますから。
農業ってとかく名人の技術がー
みたいに言われますが品質を決める要因は気象、土壌、品種がほとんどです。
他国に盗まれやすい苺、ブドウは
苺
気象→ハウスのためほぼコントロール可能
土壌→高設栽培が主流なため基本は土にふれない
品種→盗まれたので同条件
ブドウ
気象→ハウスのためほぼコントロール可能
土壌→土作りは必要
品種→盗まれたので同条件
みたいな感じです。最もハイレベルになるならブドウは房整形のセンスなども問われますが、ある程度のレベルは品種特性で決まります。
このようにある程度レベルまでは比較的技術の再現性がしやすいのが農業の特徴であり、農産品が量産されればほぼ価格が勝負を決めます。
市場供給量が増えれば値段の叩き合いになりますから、本来品種改良に費やす時間まで利益になったものが研究開発すっ飛ばされて利益だけを取っていかれると叩き合いが早く始まります。
農業は利益をあげる戦いなのは他の産業とかわりません。牧歌的な世界ではありませんので、意識だけ高い系の農業に全く関係のない人たちが妨害するのは本当に勘弁してください。盗もうと思えば方法はいくらでもあるので
これは外交努力とルールの補完でなんとかするしかない案件ですね。
まあそもそもは種苗も盗み合い拡散しあいを世界中で繰り返すことで人類の食の質は間違いなく底上げされてきていると思います。
長い目で見てある程度は人類の共有財産であるという割り切りもないとメンタルヘルスによくないかもしれません。
少なくとも、強制力を聞かせて改善できることでもなさそうなので。