三菱UFJリースと日立キャピタルが来春合併へ、業界3位のリース会社誕生へ
コメント
注目のコメント
事業会社で顧客に重機や機械を取得させるために、バックファイナンスするリース会社を持っていたところは、リーマンショックの時にみんなリース会社をオリックス等の独立系リースに売却してしまいました。
リースの金利は低く、ROICが到底事業会社のWACCを超えることができず、事業価値を毀損するとのことから、事業の組み替えを行ったためです。
最後まで残って持ちこたえていた日立キャピタルですが、2016年に日立製作所は三菱UFJフィナンシャルグループと三菱UFJリースに3分の2を譲渡していましたので、自然な流れです。ついにですか。合併にまで踏み込んだのは、もともと収益率をとるのが難しい方向になる中で、今回のコロナ禍が背中を動かしたことは確かでしょう。
リースは資本力による与信提供能力が大きい方がビジネスになりますから、こうなると他の再編も動くのか気になりますね。みずほ系もですが、三井住友ファイナンスリースが25%持ってるNEC Capital もどうするのでしょうか。これから、特に規模メリットが取れる業界における大規模合併が増えるでしょう。既に他業界でもそうした動きが出ています。
生きていくためにはプレイヤーは多すぎるし、市場は変わりすぎている。本当は、新しい市場に合わせた新しいビジネスモデルが必要なのだけれど。