未来のテスラ車のバッテリーは車体と一体構造で剛性、効率、安全性、コストを改善
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今日のバッテリーデーの感想としては、単に開発というレベルではなく基礎研究ぐらいの話になってきたわけですが、流れとしては、根本からやり直し、コスト削減とスケール拡大を狙っている、それは全ては地球温暖化を前提とし、そのぐらいやらないと時間的にもスケール的にも間に合わないからです。ところがマスク氏本人も認めている通り、全ての分野で新技術を開発して製造工程を変えていくのは、プロトタイプを作るよりも10000%も難しいわけで、しかしそれをやり遂げるしかない。単にEVを製造して売って黒字化するという短期の話ではなく、火星移住ではないですが、地球を救うというテーマであれば、そういう事かも知れません。とにかく全部思い通りになるまで2030年という計画だったと思います。マスク氏でないと出来ない事ですが、EVで本当にここまでするのがベストな方法なのか、結果をみるまで誰もわからないですし、さらに新しい技術になり得る水素や全個体電池も含めてどうなのか、そして投資家の反応は。
そんなに不思議な話ではない。
今でもバッテリーは衝撃によって万に一つでも変形しては困るので、バッテリー搭載周辺の構造体は非常に頑丈に作っている。
コレが客室床面に敷かれるので、車体剛性が抜群に高い。
元々テスラは円筒型のバッテリーを複数個使う為に隙間が多く空間効率が良くない。
その隙間を冷却水で満たして温度コントロールしている。
ならば、この隙間にも構造体を入れて、バッテリーユニットそのものを構造体にするのは、自然な流れでしょう。
〈追記〉
大場さんのnote必読ですね。
https://newspicks.com/news/5247149/バッテリーの圧壊試験でも、結構簡単に燃えたりしますからね。
トヨタとパナソニックのバッテリーやi-MiEVは角型で、金属製の筐体に収めてますが、テスラの場合は円筒形セルを大量に並べて車体と一体化しつつ、圧壊させないようにしています。
これは昔からのはずで、今更アピールするものでも無いでしょうに。
追記
電池モジュールを廃止して、ハニカム構造のアルミ合金のシャーシに直接大型化した4680円筒形セルを設置するように変更したようです。
また、車の重心が中心に集まるため、極慣性モーメントが下がり、車の回頭性も上がるそうです。
そして、将来的にこのデザインは業界標準になり、これを採用しない車は売れないようになるとの説明があったとか。
これは垂直統合だからこそ出来る取り組み。説明を補足すると、100%ニッケルという、セルメーカーでは絶対にやらない正極材(熱暴走が懸念されるため)を採用し、それを既に採用している円筒形セルの液冷方式で温度制御をすることで、従来より大型化(18650→2170→4680)した高容量のセルの搭載を可能にしたのは、現在出来る打ち手をケミカル、メカ、エレキ全てに渡ってやったとも言えます。
これニコラなんかと比べ物にならないくらいまともな取り組みですよ。それでも株価下がるんですね。