自国では受けられない医療サービスを海外の医療機関で受ける医療ツーリズム(医療観光旅行)が約50カ国で実施されています。医療ツーリズムは渡航国で高額な医療費を支払って中長期間滞在する他、その見舞客が訪問するケースも多く、宿泊施設を始めとする医療サービス関連産業への経済波及効果が大きく、医療ツーリズム受入れ国は外貨獲得や雇用拡大の手段にもなっています。 今回は、医療ツーリズムと医療経営に詳しい中央大学大学院戦略経営研究科の真野俊樹教授に、日本の医療ツーリズムの現状と医療ツーリズム推進の課題をお伺いしました。