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なぜなら、音声による商品紹介は、PCやスマホと違って、長ったらしく多くの種類をオススメすることがユーザー体験を損ねるため、必然的に単一または少数の商品紹介になるからです。
そこで、Googleは、全体の事業特性上、広告費が多い商品を優先するのが吉になる広告モデルを選ぶでしょう。
しかし、Amazonは、広告モデル or 囲い込みの選択肢を持っている。少数の商品紹介になるなら、自社製品で囲い込みに舵をきるのは十分あり得る話。
ただ、本当に問題なのは、よく売れている製品の構造やノウハウをコピーして自社製品として製造して販売し、シェアを奪う仕組みの方にあると思う。
こうしてできた「自社製品」の競合だからという理由で、コピー元の製品の広告を締め出すのは、プラットフォーマーとしてあってはならない行為で、プラットフォームに乗らないモチベーションを醸成してしまいます。
こういった「プラットフォームとして乗りたくなければ降りれば良い」と言わんばかりの事ができるほど、今のAmazonが一強ということを反映している事例ですね。
「競合の広告を規制」の部分だけでなく、その根本で何が起きているかまで考察しないと浅い議論を呼ぶリスリードな記事だと思います。
下記の動画でテスラと併せて最近解説しましたが、Amazonの強みの一つは、大量のユーザーから収集した購買データとそこから生み出されるアルゴリズムにあります。
【DX編】テスラはどのようにデータを駆使して競合優位性を持つのか、仕組みを解説 https://youtu.be/xW7SJipYjCs
中小企業が苦労して作り上げた筋の良いプロダクトをコピーし、市場から締め出すのではなく、こういった領域で競合優位性を生み出す戦い方を主戦法にして欲しいですね。
これは大きくなった所以の問題ですね。
でも、こういう時にこそ誰も考えつかなかった
「次のイノベーション」が起こる事を歴史は教えてくれています。
過去のイノベーションが完成に近づいた時に、
次のイノベーションの萌芽が生まれてくる。
多分、そろそろなんでしょうね。
GAFAの次の時代は。
しかし、今回のようなことが問題になるのは、もはやGAFAは一種の公器になりつつある証拠何でしょう。
Amazon製品の質が高いのであれば納得できるのではないでしょうか。すでにAmazonの商品が有利になっているのは感じて使っています。
PB品の優遇などは既存流通でも行われている話なので驚きませんが、その手段がビジネスを支えるインフラ面からの制約となると話は別です。当時はAIスピーカーの話はフォーカスアウトでしたが、今は使う人にとっては無視できない"インフラ"ですもんね。
という疑問が浮かびます。
適正な競争を促す独禁法の観点から、ECサイトの4割を占めるアマゾンの影響力が大きすぎるのが問題なのでしょうね。
GAFAが大きくなりすぎると、生態系的な観点からも好ましくありません。
具体的には、巨木ばかりが生えた森には、光が遮られるため他の植物が育たず、生態系が破壊されてしまいます。
GAFAという巨木によって新しいビジネスチャンスが生まれなくなるとしたら、経済全体として大きな問題になります。