花と虫は騙し合う! その不思議で奥深い関係とは?
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この記事にある様に花と虫が騙し騙されの関係にある場合は多いが、一部の例ではお互いの存在が生殖に不可欠なほど一対一で共依存しているものがある。
例えば、イチジク属とイチジクコバチの関係や、ユッカとユッカガの関係、コンカンソウ科のカンコノキとハナホソガの関係などは、絶対送粉共生系と呼ばれています。
カンコノキなどは、色んな虫を集める必要がないので寧ろ極めて地味で目立たない花となっていて、それぞれ特定の種類のハナホソガの雌のみを誘引する匂いを出していると考えられています。ハナホソガの雌は花粉を自ら口に擦り付け、雌しべに授粉しては卵を一つ産みつけるということを繰り返します。授粉するメスの口はオスと異なり花粉がつきやすくなるように毛が生えています。
この研究は大学時代同じクラスだった川北篤東大教授の研究テーマで、以前再会した時に熱く語ってくれました。
https://www.todaishimbun.org/kawakita20200504/