アメリカの「セブンイレブン」、日本と「商品」は全然違っていた!
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日本のセブンとの大きな違いは、
- そもそも店内が汚い(ことが多い)
- 惣菜、弁当がほとんどなにもない(ちょっとしたサラダと美味しくないハンバーガーくらい)
- ドリンク類はbuy 1, get 1 freeとかお得感を打ち出しているが結果的にプライスがわかりづらい
- 値段は他のドラッグストア等と比較して決して安くない
といった感じで、日本ほど生活の利便性にうまくアドレスできていない印象です。小売飲食のグローバルチェーンは多くありますが、業態によってグローバルでの統一度は異なります。セブンイレブンは、グローバルでの統一度は低いチェーンになります。
製造小売業(ユニクロやGAP)や単品飲食チェーン(スタバやバーガーチェーン)はグローバルでの統一度は高くなります。グローバルで製造調達された商品や材料を各国で販売するからです。もちろんこの中でも、その度合いは異なり、日本のピザハットなんかはだいぶメニューがローカル化されているチェーンもあれば、ドミノピザのようにグローバルによっているチェーンもあり、業態やチェーンによっても度合いはマチマチです。
逆に、総合小売業(スーパーやコンビニ) や総合飲食チェーン(デニーズなど)はグローバルでの統一度は低くなります。ローカルで製造調達された商品や材料を販売するからです。
しかし、チェーンをグローバル化するに当たり、その統一度が高くないとグローバル化する意味は低く、利益が出ません。そう言う意味で、その国々でローカル化をしているセブンイレブンが、それなりの数の国に進出し、国によっては大手小売に成長しているのは、なかなか凄いことなんだと思ってはいます。アメリカ駐在→日本帰国の視点から。何か買おうかな…の視点で店に入る日本と、食べるものがなく周辺の店も閉店し“最後の砦”として入るアメリカ…そんな感じでしょうか。
屋号は同じでも全く別の“生き物”です。アメリカはピザやホットドッグもありますが、大体が時間も経過していて、かたく、大味で積極的にチョイスしたいとは思いません。日本人として安心できるのは「カップヌードル」くらいでしょうか。あまり鮮度の高いものは置いてなかったように思います。
NY,NJエリアでしたが、セブンの従業員さんはインドやバングラデシュ系の方が多かった印象。飲食店の店員や厨房に多いヒスパニック系の方は遭遇しなかったです。
日本のコンビニは、忙しく合間にちょっと…の感覚で買える飲食物が相当充実していて、かつクオリティが高い。帰国時の実感は、弁当とおにぎりの味の良さと安さ。味はどうしても日本人の感覚なので、比較になりませんが、多種多様な「おにぎり」は海外でも支持されるのではと。身近なアメリカ人の小学生はなぜか「スナック」感覚で、おにぎりを好んで食べていました。
OEMや配送システムも日本独特でしょうね。仮にいまアメリカでコンビニがなくなっても生活は維持されるでしょうが、日本なら…ちょっと困るヒト続出ではないでしょうか。その意味では、日本は社会インフラになっているという点でも違うと思います。