藤井聡太二冠「自作PC」の値段にパソコンマニアもびっくり - NEWSポストセブン
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CPUの処理速度を高めることで、自分の学習能力を拡張している。藤井さんはAIネイティブ世代の走りだと思ってますが、同じようなことは各分野で起こります。自分の生き方にブーストかけるために50万の投資は激安です。
◆藤井二冠の強さの秘密を垣間見る
藤井聡太二冠がコンピュータ将棋を活用して自身の棋力を高めていることは有名だが、自作PC、それも相当マニアックなハイスペックCPUを組み込んだハードを使いこなしていることがこの記事で紹介されている。CPUだけで50万円ということはそれ以外にももちろんいろいろ投資をしているとは思うが、記事中で紹介されているように複雑な一手を予測するのに30倍の速度差があり、それを使っての予測も違ってくるという。
もちろん、ハードだけではなくソフトもまたそれをどう活用して自身の棋力をあげるかが最大のノウハウだと思うが、少なくとも若手を中心とした多くの棋士がコンピュータで棋力を高めるアプローチをとる中、リソースに対して最大の投資をしているという点でまさに「鬼に金棒」であり、つけ入る隙が全く無さそうだ。
自分がどうやって強くなっていくか、勝ち続けるかをきちんとわかって、どこに投資をするべきか(自作パソコンというのも、ここまでは最良の手だったのかもしれない)をわかっているという点で藤井二冠は強い。この後は、もしかするとプロの手を借りて専用スペックを作ってもらったり組んでもらったりという戦術も選択するかもしれない。棋力を高める競争は、単にコンピュータを使うというレベルからもっと局地戦に今後深まっていくかもしれない。自分の人生における選択の6億手先も読んでくれないかな。
> 藤井二冠の妙手「3一銀」が、将棋ソフトが4億手読んだ段階では悪手なのに、6億手読むと最善手になることが話題となった。