加藤綾子も林田理沙も、音大卒からアナウンサーに多様化する音大生の就職事情
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加藤綾子さんも林田理沙さんも、それぞれ音大卒と芸大卒(それだけでも大分違うけど)ではあるが、それぞれ音楽教育学科と楽理科の卒であって、いわゆる音楽家と呼べる器楽科、声楽科、作曲科の出ではない。
音大・芸大でも、このようにアーティストを目指す以外の科があり、元々そこからの就職は多様であって、別にアナウンサーを志望したところでなんの違和感もない。
むしろ、このような記事を書くならば、
・東京音大卒のピアニストで女優の松下奈緒さん
・東京音大器楽科(ピアノ)、乃木坂46の生田絵梨花さん
・東京音大中退、桐朋短大卒(ピアノ科)で元AKB48の松井咲子さん
・東京音大から桐朋ディプロマに進んだヴァイオリニストでnews zeroキャスターとなった宮本笑里さん
・京都大学経済学部(パラ経)卒でありながらプロヴァイオリニストで2010〜2017年まで探偵ナイトスクープ秘書を努めた松尾依里佳さん
など、演奏家の道を歩みながらタレント活動をしてきた人の事例を紹介すべきだし、枚挙にいとまがない。そういえば森久美子もオペラ歌手。
また、音大・芸大でも人口が最も多いのはピアノ科だが、元々そこからプロのピアニストになれる人はほぼ皆無だ。かつては、学校の音楽の先生やYAMAHA音楽教室の先生、のだめカンタービレののだめさんのようにピアノの先生をするなどの道がある。他にも、音楽番組でJ-POPなどのバックバンドをやったりと芸能界や財界とつながりを持ち、玉の輿にのるケースも多い。
私の友人でも、IT長者のカードを持ち、夜な夜なパーティやギャラ飲みに明け暮れたり、アラブの石油王のパーティでBGM演奏をしていたら、そのまま第三婦人になってしまったりと多様な人生を垣間見てきた。
指揮者の篠崎氏の記事だから仕方がないが、かなりオーケストラの就職事情に偏っていて、正直加藤アナ林田アナの事情や、ピアノ中心の音大器楽科卒の就職事情とかけ離れているのが残念。
確かにオーケストラの就職は厳しい。正社員になれた人はまだ良いが、コロナ禍で演奏会は軒並み中止となり、フリーランスの演奏家は悲鳴を上げている。
追記
山上さんの奥様の話にあるように、完全実力主義とは言い難い世界です。
むしろ業界によっては肉体的なコネが重要なんじゃないかとすら言われていますので・・・。(ヒント:お弟子さんの性別やタイプの傾向)音大卒でも介護職とか普通です(音大卒の妻談)。
逆に私は建築系大卒ではありませんが建築屋。実力もあるとは思いますが、様々な環境や運もあるのであまりに色眼鏡で視るのもどうかと。
あと公開オーディションはともかく、就職や仕事に関しては師事する人のコネ等は皆無ではないので、完全実力主義とすることには違和感もあるそうです。
音楽家の経歴は「◯歳から~誰に師事して~◯大卒で~◯に所属」とか大体載ってますよ。何故かはわかりませんが。