経団連教育デジタル化で新内閣に緊急提言 高校生も1人1台端末を
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経団連から「EdTech推進に向けた新内閣への緊急提言」を出しました。
私が座長をさせていただいているEdTech戦略検討委員会で7月に議論を開始し、コロナ禍の状況も踏まえて提言にまとめました。
必要となる環境整備として、下記を挙げています。
【ハード面の整備】
(1) 高校生の一人一台端末整備
(2) 通信費用の手当て
(3) 端末の整備にかかる諸費用の手当て
(4) 教育のICT化に向けた環境整備5か年計画予算の執行
【ソフト面の整備】
(1) 教育アプリの費用手当てとEdTech導入補助金の拡充
(2) デジタル教科書の無償化と完全移行
(3) オンライン授業における著作権料の負担軽減
【人材面の整備】
(1) GIGAスクール構想を支援する人材確保のための予算の拡充
(2) EdTech企業による教員研修の支援
(3) 「教育の情報化に関する手引」の普及と充実
ご関心ある方は、ご高覧いただけましたら幸いです。先ほどシェアした「兵庫の県立高校BYOD」の記事と関係しています。高校はBYODになると予想していましたが、この提言の結果次第では国の補助が入るかもしれませんね。
引用)経団連の提言では、予算措置に入っていない高校生へ1人1台の端末整備を来年度から国費で推進することや、現在の措置では不十分とされる家庭でのデータ通信費用の支援、端末のセキュリティー対策などの予算措置を求めた。さらに、自治体が負担する教育アプリの費用を政府負担とすることや、デジタル教科書の無償化と紙からの完全移行、IT支援員などの人材確保に向けた予算措置拡充も訴えた。
▼兵庫の県立高校 新入生はタブレット端末を自費購入へ 県教委「文房具と同じ」
https://newspicks.com/news/5235172?ref=educationこれは影響が大きそうな提言です。
高校はBYODということで家庭負担で行くことが既定路線でしたが、GIGAスクール構想と同じく国からの予算がつくと一気にパソコン一人一台が実現できます。
また提言では、パソコン以外にも家庭でのデータ通信費用の支援、端末のセキュリティー対策、教育アプリやデジタル教科書の費用についても国庫負担となっているようで、学校のデジタル化を強力に推進すべしという経団連の方針が明確に出ていますね。