トヨタを変える!新会社「ウーブン」に懸ける豊田章男社長の決意とは
コメント
注目のコメント
この試みは是非頑張ってほしいと思うのだけれど、どうしてこうした新規事業に、持株会社やら何やら旧態依然とした組織の重石をかぶせるのだろう。Legal Entity にこだわる必要は、少なくとも事業上は何もないだろうに。
豊田章男社長が、トヨタをソフトウエアファーストの会社にするという、大きな挑戦が始まります。
TRI-ADが組織再編されて、来年1月スタートの持株会社WovenPlanetHoldingsの下に、
・WovenCore:自動運転技術開発、実装、普及
・WovenAlpha:Arene,AMP,WovenCityなどの新規事業
・WovenCapital:革新的技術のスタートアップ育成(AI含む)
の3社を設け、いずれもオープンで共創する基盤を始動させることになります。
TRI-ADはトヨタのモデルチェンジのために作られた会社だという気がしていますが、それが2021年1月にWovenCityの着工に合わせてWovenを冠したソフトウエアファーストの会社が一斉にスタートするというのは、ドラマを観ているような気にさえなります。
記事には書かれていませんが、Areneはスマートフォンのアプリケーションの開発を容易にする車載用のソフトウエア開発基盤と言えるようなもので、TRI-ADが独自開発したものです。このAreneを活用すれば、セキュリティなども含めてソフトウエア開発が、ハードを前提にしなくても、事前のシミレーションも可能になります。
AMPも自動運転データーの共有と利用によりこり高精度の自動運転用の地図のプラットフォームとなり、オープンです。
中でも、車載ソフトウエアの共通基盤の「ビーグルOS」(=Arene OS)に注力していくのではないかと想定しています。
ビークルOS上で動作するソフトを開発するための設計ツールや検証ツールで半導体チップの設計でいうEDAのようなものです。
フォルクスワーゲンで言えば、「vw.OS」、グーグルもアルファベット傘下のWaymo、そして中国が開発に大きな投資をしているはずです。テスラは自社ブランドに限定されたビーグルOSですが、将来ソフトウエアで稼ぐということになれば、プラットフォームとして開放するかもしれません。
まさにスマートフォンに起きていることが、モビリティ革命として起きるわけです。
そしてトヨタはWovenPlanetalyの名前が示すように、地球規模で繋がろうよ、と両腕を広げているんです。
これが、豊田章夫社長の本当の決意ではないかと、私一人思い続けているのです。想いが篭りすぎてて、ウーブンという名前からは何も想起されないという...
「名は体(てい)を表す」ものなので、日本人にも直感的に分かる名前の方が良いのでないかと思う。
テスラのイーロン・マスクと比べると、トヨタ社長の様々な記事を見ても、環境への危機感はかなりマイルドなものなので、地球のためにというよりは、トヨタの生き残りをかけて新事業をやるという姿勢に見えるので、とても残念な取り組みだなと思います。