高さ日本一 390メートルの超高層ビルの詳細発表 東京
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都市を作るとはこういうこと。
足元のオフィス需給や景気動向だけを見て
いたら全ては縮小均衡になってしまい都市は埋没する。
2003年に霞ヶ関ビル数十棟分の床が供給されたとき、
それは無謀なチャレンジと言われた。
それに怯んでいたら六本木ヒルズも丸ビルもミッドタウン
も出来なかった。こういうチャレンジをするために、大手デベロッパーは体力を蓄え、政府も都市政策で支える、という構図がある。
そういう世界があることを忘れてはいけない。こちら、東京都の下水ポンプ場の建替えも民間で行うという凄まじいスケールのプロジェクトなんです。そのコストがあることもあり、かつ広い敷地であったため、これだけの高さと面積になっています。(そうでないとコストを回収できないのでしょう。)
さて、こちらの計画ですが2015年の頃の都市計画時と比べても約6万㎡も増加してます。また一番高いB棟の形が変わってますね。それにしても、総延床面積:74万㎡はとんでもないですね…(参考:六本木ヒルズ:約72万㎡、東京ミッドタウン:約56万㎡)
https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec150831_tb_390.pdf
記事中の動画見ると、設計は藤本壮介さんですね。世界的な若手のスター建築家です。常盤橋の再開発は高層ビル2棟と下水ポンプ場、変電所を一括して整備する都内屈指の大掛かりなもので、そのうち地上38階のA棟(常盤タワー)は一足早く来年完成予定です。
この場所はJR東京駅日本橋口から永代通りを挟んですぐ向かいにあたり、東京駅からは徒歩1分。
地下では東西線大手町駅と直結、地下通路を通じて丸の内線東京駅、及び将来的には日本橋方面ともつながる予定だそうです。
常盤橋交差点を挟んで東側の八重洲でも再開発が進んでいますが、隣の八重洲北再開発地区は細々とした商店がすべてなくなり45階の超高層ビルとなります。
また桜通を挟んだ古い小さなビルが並んでいた場所は地上51階の超高層ビルへと生まれ変わります。
これらの一連の再開発で古いビルの多く雑多な印象だった(これはこれで好きだったのですが)東京駅八重洲側の光景はこれで一変するだろうと思います。
今後日本は長期的に人口が漸減していきますが、人口の減少期は都市部に人口が集中するのは実は歴史の鉄則。
都心一等地のオフィス需要はますます旺盛となり、逆にテレワークの影響は本当の都心部ではなく、中途半端な周辺部に強く現れると考えられます。
現在都心部では各地で大規模な再開発が続いていますが、ますます巨大化する都心部と再開発の見込みが立たない周辺地とで、不動産価格は二極分化する可能性が高いのではないでしょうか。