オラクルとＴｉｋＴｏｋについて17日に報告受ける＝トランプ氏
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注目のコメント
オラクルがTikTokと一緒にするのはもっともいい対策。
またトランプさんとオラクルの関係は普通ではなく、トランプも成績を急いでいる。
最終的に署名するのではないか。毎日新聞の坂東賢治記者のコラムがとても参考になります。
https://mainichi.jp/articles/20200917/ddm/002/070/119000c
オラクルの創業者エリソン氏とトランプ氏の特別な関係を指摘しています。エリソン氏は今年２月、カリフォルニアに所有する豪邸とゴルフコースにトランプ氏を招き、会費１０万ドル（約１０５０万円）以上という豪勢な資金集めの集会を開きました。西海岸では珍しいＩＴ創業者が開いたトランプ支持の集会です。それと今回の関連はわかりませんが、きちんとインプットしておきたい事実です。
また、坂東記者は面白いエピソードも紹介しています。オラクルは「神託」。古代ギリシャで神託を伝えた巫女の意味もあります。創業者のエリソン会長らが開発したデータベースの名です。そして、中国語の社名は「甲骨文」。古代王朝、殷の遺跡で見つかる動物の骨などに書かれた甲骨文字は漢字の祖形で占いの結果を記します。東西文明に共通する「神託政治」を象徴する言葉を選んだわけです。この社名に中国メディアは好感しているそうです。オラクルはそもそもデータベースの会社なので、TikTokのようなコンシューマー向けのサービスノウハウは皆無です。
クラウドを提供してはいますか、マイクロソフトのAzureと比べようもないぐらい小規模で、これもデータベースを利用しているエンタープライズ向けのサービスです。
もともとTikTokが個人情報を無用に中国側に送っているのではないか？という疑念からはじまった今回の騒動ですが、肝心のプログラムのソースコードやアーキテクチャを見ることが出来ずに、アメリカでの運用だけをオラクルが取り仕切るのであれば、中国側からアメリカの利用者を監視しているかどうかは結局解決されないので、トランプ大統領の意図したところに着地しないのではないでしょうか。
10年前のサン・マイクロシステムズの劇的な買収以降、大きな話題もなくGAFAMの後塵を拝しているので、今回の一件は話題作りなのでは？とちょっとうがった見方をしています。
