シャープ、白山工場を年内再稼働 アップル向け供給急ぐ
日刊工業新聞電子版
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記事要約。
■情報
・シャープがJDIから取得予定の中小型LCDパネル製造の白山工場の稼働再開を、今年年内に計画中。
■背景
・AppleはLCDパネルの調達確保のために、シャープに対し、白山工場の早期再稼働・増産を要請している模様。シャープは早期の稼働再開を実現し、白山工場を取得するメリットを社内外に示す。iPhone向けLCDパネルを供給するのは、JDI、シャープ、韓国・LGDの3社だが、LGDは12月に液晶生産から撤退するとみられ、シャープへの増産要請の背景にあるとみられる。
■サプライヤー・サプライチェーン
・各サプライヤーとの価格交渉を済ませ、材料調達を急いでいる。
・サプライチェーンは当面はJDIのものを生かす見通し。量産に必要な十分な従業員数を確保できるかは不透明。
■スケジュール感
・白山工場の土地や建物は、10月までにシャープへ引き渡し予定。
・サプライヤーや設備業者らに対しては、8月末ごろから、材料調達などの準備を指示している。
・12月稼働をめどに調整を進めているが、最短で11月に前倒しする見込。
・白山工場は約1年半ぶりの稼働再開