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アメリカ大統領選に向けた連載、今回は、宣教師の息子である私にとってとってはとてもパーソナルでもあるないようです。

宗教はアメリカにとって極めてクリティカルな役目を果たしており、もちろん政治においてもそれはどうようです。 ニュースピックスでの連載第3回をご覧いただければ幸いです。
「米国大統領をキリスト教の組織が決める」かというと、そう単純でもありません。米国民の内、キリスト教徒は70%くらいですが、彼らが全員共和党・トランプ大統領に投票するわけではありません。
 日本でも、仏教徒の有権者全員が投票する政党というのがあれば、選挙では圧勝でしょう。もちろん、仏教徒だからこの政党に投票する、というわけではなく、投票先は仏教徒であることとはほとんどの場合関係ありません。ただ、ある宗教団体に入っていれば、ほぼ1つの政党に入れる、ということはあり、それで800万票になる、ということはあります。
 米国の場合、1つのカッチリと固まった宗教団体が票をまとめあげる、ということはありません。キリスト教右派(Christian right)と呼ばれる人々のゆるやかなつながりが、共和党への投票を方向づけています。また、キリスト教右派出身といっていいい共和党議員もいます。ペンス副大統領もキリスト教右派を支持母体とする政治家の1人といえるでしょう。
 キリスト教右派が、投票全体のどれくらいを動かせるかというと、だいたい2割くらいであろうとよくいわれます。キリスト教右派の範囲自体があいまいなのですが、プロテスタント、特にその中でも福音派と呼ばれる人たちが目立ちます。ただし、カトリックでもキリスト教右派に連なる人たちはいます。米国の宗教・宗派で見ると、多数派が共和党へ投票しているのはプロテスタントだけです。他は、カトリックもキリスト教も民主党へ投票する信者の方が多いです。
 しかし、米国人のおよそ半分はプロテスタントです。そして、プロテスタントの半分、つまり米国人の25%は福音派ですから、25%が組織票のようにトランプ大統領に投票するのであれば、かなり有利になります。
 トランプ大統領自身は、キリスト教右派出身というわけではありません。トランプ大統領の最も強固な支持者は、特にキリスト教は関係なく白人の労働者、特に製造業で、失業や所得の減少に直面している人たちでしょう。労働組合はもともと民主党の最大の支持基盤でしたが、今や民主党や労働組合が雇用や持ち家をどうにかしてくれることもありません。彼らの期待を受けて、民主党が強かった州で勝ってきたのが、トランプ大統領が台頭した最大の原因です。
日本からだとなかなか見えにくいところだと思う。
一方、記事と併せて、世代間の違いは明確にある。①・②をみると、いまだに祈りの頻度や宗教の重要性など、宗教が生活に根付いていることが個人的には結構驚き(地域によっての違いもありそうだが)。一方で、②は2010年と少し古い調査ではあるが、世代ごとに明確に無宗教の比率や礼拝への参加率は低下傾向。
こういう世代間の宗教観の違いや、それに基づく中絶やLGBTQなど価値観を伴う論点への違いが、世代ごとの支持政党の違いにも表れる(③)。
https://www.pewforum.org/religious-landscape-study/generational-cohort/younger-millennial/
https://www.pewforum.org/2010/02/17/religion-among-the-millennials/
https://newspicks.com/news/5213831
宗教の分断はもちろんのこと、同じ国の中での州・地域ごとの思想の違いも、日本にいたら理解しづらいですよね。いかに大統領選を多角的に見なければならないかが分かってとても勉強になる記事です。
10月に支持率が逆転する可能性があるとのこと。ワクチンがカギですか。
先進国で超大国の指導者を決める要因が人種や宗教という「どうでもよい」属性というギャップに改めて驚きます。
【国際】アメリカ政治における宗教の重要性については、佐々木毅の『アメリカの保守とリベラル』や森孝一の『宗教から読む「アメリカ」』に詳しくて、アメリカ大統領選の度に重要なトピックになる。