ESG格付けランキング上位常連 H&Mが大切にしていること
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ファストファッション=環境負荷大、と思われがちですが、実はサプライチェーン全体を通じてしっかりと数値も把握しながら毎年改善を進めてきているH&Mはとてもエシカルでトランスペアレンシー(透明性)の高い企業・ブランドです。
サステナブルなコンシャスコレクションを発売したり、「クローズ・ザ・ループ」として服から服へのサーキュラーな商品開発を実現したり。H&Mファウンデーションの「グローバルイノベーションアワード」を開催してサステナビリティを実現できる技術やアイデアを支援してきました。
服の素材や縫製などをクオリティアップして、もう少し長く着られるようにしてもらえたらと願ってやみません。ファッション業界は環境や社会との接点が多い業種の一つです。
ESGで上位にランクインされるポイントは情報開示ルールの遵守と外部評価機関や国際機関の連携です。
複雑な分野でまだ手探りの部分があるので客観性を維持する為にも第三者との協働が重要です。
「複雑かつ困難な問題において、ポジティブな変化をもたらすには、外部の専門機関との協業がとても重要である」ファッションは最も環境負荷が高い産業の一つと言われています。
サプライチェーンで言うと、
原料→加工→流通→店舗→消費者
という流れですが、商品のライフサイクル全体を捉えるなら、
消費者→廃棄 ないしは 店舗→廃棄(売れ残り)
の部分についても考えないといけない、というのが近年課題になっているかと思います。
H&Mのサステナビリティリポートを見ると、この辺りも配慮しているようで、例えば服を長く着るため修理サービスをやっていたり、リサイクル技術の開発、さらにはライセンスフリーで提供してファッション業界全体へも貢献している、などの取り組みが書かれていました。
業界をリードしていく存在というのも高評価につながっているのかもしれません。