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【提言】「わかりあえなさ」から始めよう

NewsPicks編集部
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  • 株式会社シコシコギャング 代表取乱し役

    仕事で成人向けマンガを描いている職業エロ漫画家です。

    日々エロ漫画を描いていると、ひょっとしてポルノを観ている人は、弱くなることを恐れているのではないかと思うときがあります。

    言うまでもなく、本来性的なものというのは心の弱い部分、もっとも柔らかな部分を露呈するものです。他人に魅了されているとき、私たちは自我を見失い、自分の支配権を失って、論理は崩壊して感情に流され、木っ端微塵になって遥か遠くに消えてなくなってしまう、そんな気がします。

    それはとても恐ろしいことのように感じます。特に、常に強くあれ、論理的であれ、自我を保てと教わってきた「男」という性にとっては、致命的な現象なのではないでしょうか。

    ひょっとして社会を作り出した「男」という性は、かりそめの社会性を保ち続けるために、ポルノを作ったのではないかと思う時すらあります。ポルノは本来とても危険な性の魅了を「安全」で「お手軽」にメディア化した技術です。我々はポルノを見ることでなるべくムラムラせず(=性的に魅了されず)、感情に流される不安定な状態を回避して、お気軽でご都合主義的にチャチャっと抜き、残りの時間を常に論理的であり続けることができます。

    他人に魅了されている時間というのは論理化できず、全てが曖昧で、一切の反撃が出来ない時間です。私たちはそのような時間を恐れ、「勝ち」か「負け」か、いっそどちらかに、デジタルに振り切りたくなります。

    BLMは暴動なのか正義なのか、トランプは黄金の50年代の体現者なのかただの馬鹿なのか。分からないということは恐ろしい、自分でコントロール出来ない気がする、そう思えば思うほど人はポルノへと走り結論を急ぎます。だが、黙考し語らない人ほど語ったときの言葉は重く、このソフィストだらけの時代における本当の賢者なのではないかと、ポルノ製作者である私は思います。


注目のコメント

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    デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授

    >まずは「わかりあえなさ」からわかり合おう

    まさに、ですね。基本的に人間はわかりあえないものだと思っています。

    なんなら家族でもわかりあえないと思っています。たまたま何十年同じ環境で生きていることが多いから、多くの思考が似てくるかもしれませんが、やはり異なる個体ですし、育ってきた時代が30年近く異なれば、価値観も違って当然です。家族関係は最たるものですが、この「わかりあわないといけない」という呪縛で苦しんでいる人が多いような気がしていて、一旦その思考から距離を置いてみると、救われることがあるのではないでしょうか。

    冷たく聞こえるかもしれないのですが、この「違う個体だから、わかりあえない」は「違って当たり前だから、何を考えているか教えて?」という相手を理解しようという努力に繋がると思うんです。恋愛関係ではないですけど「言わずとも察して欲しい」というのは甘えで、お互いをわかりあうことに甘えてはいけないんだと思います。他者を理解し、自分の考えも伝える、という対話・努力というコミュニケーションが圧倒的に足りていないと感じます。

    昨年は海外出張が多かったのですが、日本に戻ってくるたびに「日本は人種の数が少ないな。これに加えて子供のころの教育から『みんなと一緒でなければいけない』という同質への圧力が強いから、多様性が進まないんだろうな」と思っていました。日本人は特に「わかりあえない」を理解するのが苦手なのかもしれないですね・・・

    「わかりあえない」は「だから諦める」とは真逆です。「わかりあえないこと」を出発点にするからこそ、自分と全く異なる個を持つ相手を知ろうとするし、尊重もします。「こうあるべき」「普通こうでしょ」を押し付けるから対立が生まれるのであって、皆がそれぞれの価値観を理解・・・いや本当の意味で「理解する」は出来ないので、そこからアウトプットされる言動を尊重する、でもPrincipalみたいなもの(愛とか平和とか)は共有出来る、そんな世の中になっていったらいいな、と思っています。


  • NewsPicks NY支局長

    やっとの配信です。

    コロナ、BLM、経済格差、ワクチン…と、アメリカの政治的、社会的分断を見ていると、人間はここまでわかり合えないものかと、頭を抱えることも少なくありません。まさに文中にある「フィルターバブル」の行き着く先とも思わされてしまいます。

    テクノロジーと人間の関係性を研究し続けるドミニク・チェンさんは「わかりあえなさがあることからわかりあおう」といいます。

    また、「わかり合えないはずがない」と決めつけることが、逆に暴力的になるとも。新著の出版から、すでに半年以上が経ってしまいましたが、コロナやBLMを経て、さらにアップデートされたドミニク・チェンさんの考えを語って頂いています。


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    Public Meets Innovation代表理事 /シェアリングエコノミー協会代表理事 代表

    分断を乗り越えるには東洋的思想に可能性があると思っています。「自分と他者は切り離された存在」という西洋的個人主義から「自分は全体の中の一部である」という境界線がそもそもないマインドセットこそ今の時代に必要。


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