寝たきり高齢者でもリハ等でADL改善、介護データ集積・解析し「アウトカム評価」につなげる—社保審・介護給付費分科会
コメント
注目のコメント
これねぇ…ケアマネジャーは何とも残念の改定になりそうです。
居宅介護支援事業者(ケアマネジャー業)は、介護保険制度開設時から『一度も』黒字化したことのないという、恐るべき事業体系で運営しています。
その原因は人件費で、職員は基礎資格保有者で5年以上現場経験ありのベテランが取得した資格だから、人件費率が82〜85%と異常に高くなってしまうんですよね…。当社も経験0の職員でも初任給30万円スタートですが、それはそれは経営が厳しいものです。
で、今回は利用者1人110円か150円の上昇見込みですか。
利用者はMAX35人しか担当できないから…上がった社会保険料の足しになるかならないかですね(恐らくケアマネ一人4,000円くらい)。
一方で、感染症の影響で経費が上がりましたから、事業平均としては赤字続行なのでしょう。これでリモート会議による通信機器導入となったら事業継続困難で統合する事業所は増え国の思惑通りになるかもしれません。それか、母体のサービス事業所から自社サービス導入を強く言われて、営業ケアマネが増えるか…。
その割に、自己研鑽だ地域づくりだと負荷は重いんだよなぁ。
私自身ご多分に漏れず、通常業務に加えて今夜は地域の主任ケアマネ協議会会議からの障がい者支援者との情報交換会、明日夜は都の職能団体研修の司会、明後日夜は地域づくりの高齢者仲間と懇親会…。当社は経費ですが、自腹で研修や職能団体に入会しているケアマネジャーは大変だと思います。
そんなこんなで、ケアマネ仲間はコロナストレスも加わりじわりじわりと疲労が蓄積しています。
国は福祉専門職をどこまでもバカにしてるよなぁ…。次期改正についてまとまっている記事です。
しかし、方向性に矛盾を感じる点も。クリームスキミングを懸念していながら、アウトカム評価を推し進めつつ、2024年度改正ではいよいよ、要介護1.2の給付外しが予測されている、となると、改善可能性が強い方々が介護保険給付から外れるのに、アウトカム評価を推し進めるとは???
いよいよ介護がずっと嫌っていた、対象者別介護が始まる予感。医療はその人の疾患等対象者別によって専門性を研いできました。介護は生活場所別(自宅、通所、入所等)において生活を営む支援をしてきたのに、いよいよ、認知症、改善可能性のある軽度者、改善可能性が厳しい重度者、医療依存度高い人に分けられていく。更に怖いのが、所得格差。経営者としてはどれかに舵取りだろうけれど、介護職としては教育理念と現実が精度によって歪にされていく中で、やりがいを担保出来るのか?それが介護現場の革新というICTによる生産性の向上でどこまで測られるのか?
国の進めたいこと自体は2040年の高齢者人口ピークにターゲッティングして、制度を持続させたいということはわかるのですが、BSC的にも学習を置き去りにしていると思う。アウトカム評価の方向はとても喜ばしいことですが、入力作業の煩雑化など課題も多いようです。介護だけでなく、医療分野も早期にアウトカム評価に移行するべきと考えています。
介護だけでは解決しません。記事にあるように口腔、栄養に関しても、医科、歯科、介護全ての分野にまたがる課題です。一色担に改革が必要です。