保育はなぜ崩壊したか? 質が劣化した安倍政権「保育政策」の罪
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注目のコメント
なぜ崩壊したのかについての答えは簡単で、利益を出さないように報酬設定する厚労省と、利益を出してナンボの運営事業(株式会社)の落としどころが、人件費削減に陥っているから。
一言で言えば、国と企業が協働でやりがい搾取しているからです。
保育も介護も障がいも、国に報酬加減を握られている事業は、小泉内閣以降、散々な処遇となっています。
その割に求められるものは年々増え、真面目な専門職は頑張るが故にバーンアウトしてしまい、良い人材ほど続けることが困難になります。
これをエッセンシャルワーカーの課題と見て見ぬ振りをしてきた社会も、自身の生活に『福祉の質』という形で跳ね返ってきて、ニュースに取り上げられるようになったのが、ここ2〜3年のこと。
国は、掲げているスローガンと国民の需要や現場の疲弊の乖離を理解した上で抜本的改革をしないと、制度がますます形骸化してしまうと危機感を持っています。
【追記】
今更ながらの追記となりますが、コメントした内容は本気で危機感を持っています。
財源から制度の持続可能性を考え『効率化』にばかり重きを置き、行政から民間移行する改革には疑問を感じています。
民間は利益があって成り立つものだから、そもそも社会保障との相性が悪い。そこを踏まえず報酬を縛り付けて付加価値を生めない仕組みで民間参入を認めると、人件費削減で人材不足や質の低下に繋がります。
ライフラインや社会保障など人が生きていく上で必要な仕組みは、効率化ではなく合理化の視点で検討し進めていただきたいものです。なんだコレ。企業運営の保育園が社福に比べ悪質で低質という客観データはなく、調査もしていないでしょう。待機児童ゼロを達成する対案も示さない。規制緩和を阻む守旧派ってだいたいこんなかんじ。